Global Ethics


小出先生 ラジオフォーラム2015/3/7のお話(汚染水処理問題は処置なし)&認知症と共に生きる、佐藤雅彦さん、永田久美子さんのお話 by limitlesslife

今週のテーマは認知症で、日本認知症ワーキンググループ(JDWG)が設立され、厚労省の統計では、65歳以上での認知症の人は462万人、予備軍を入れたら4人に1人で、JDWGのメンバーで、10年前に若年性認知症と診断された佐藤雅彦さん(JDWG共同代表)と、認知症研究介護の永田久美子さんのお話がありました。

永岡です、第113回ラジオフォーラム、今週は社会活動家の湯浅誠さんの司会で放送されました。今朝のFMharoの放送を聞きました。

先月、所沢の住民投票、自衛隊基地の騒音被害による学校へのエアコン設置を巡るものがあり、湯浅さん、これもいずれ、紹介したいと言われました。

佐藤さんは、本も出されました。

http://www.otsukishoten.co.jp/book/b185350.html

国内初、認知症団体について、去年10月設立で、今まで認知症と診断されても支援がなく、政策にもって行くためのグループを、厚労省に依頼する政策提言グループで、当時者が関り、国の政策に提言し、家族ではなく当事者が考えるもので、厚労相にも会われて、評価に当事者が参加するもの、有効性を知るものは本人で、政策に本人の参画を求め、認知症の人が希望を持てるものを求めて、新オレンジプランにもあり、まだ具体的なものは出ていません。

新オレンジプランは今年1月に決められ、私たち抜きで決めないで、はスコットランド他にも団体もあり、永田さん、日本初のWGで、世界的にはオーストラリアなどにも10年前からあり、当時者も入れて、今までのやり方を変えており、佐藤さんも講演に呼ばれるが、単なるケアではなく、政策提言で、活動している国も佐藤さんを参考にしている。

本人中心の支援で、本人が不幸だと推察するのではなく、当時者が声を上げるもので、元気な人が認知症なわけではないということは間違い、厚労相に昨年11月に会われて、国際認知症サミットも開かれ、日本の認知症は世界でも多いのに、国家戦略がなく、海外でも本人の声を抜きにしないというのは常識で、総理も来た。

人数は460万、世界一、各地で当事者も参加するが、そうすると要介護認定を下げられる場合もあり、苦境に立っているのです。そういう世の中を変えたくても、家族が止めてくれとなり、時代的には何周も遅れている、50年前と同じものもあり、施策と現実にギャップがあるのです。こういうことに参加して、さらに不利になる場合もあり、どう努力しても、自分のテーマ、生きる現実が異なり、切実さが当事者の厳しさ、強さであるのです。後半は、どういうプロセスを辿られたか、です。

 

小出裕章ジャーナル、今週の小出先生のお話は、福島原発事故から4年、核燃料の場所は不明で、汚染水も難航し、東電の言う年度内処理も反故になり、その汚染水処理の現状とこれからです。

汚染水の状況は、一言で説明するのは難しいが、「どうしようもない状態」(泣)で、汚染水は、融けた炉心(核燃料)の状態も4年経っても分からず、しかしこれ以上炉心を融かせず(大量の放射能が出るから)、4年間ひたすら水をかけてきたが、入れた水は当然放射能で汚れて、入れたら入れるだけ汚染水は増える(泣)。

外から水をかけるだけでなく、循環冷却で水を回そうと思ったが、原発は地震で破壊され、そのため外部から地下水がどんどん建屋に流れ込み、それが冷却水と一体化して、毎日400トン地下水が流入して、東電は原発の敷地に汚染水タンクを作り、50万トンたまり(泣)、これではアカンと、地下水を上流からのバイパスを作って原子炉建屋に行かないようにしても、焼け石に水、1日350トン地下水が増え続ける(泣)。

地下水を止める凍土壁は、小出先生は出来ないと思われて、トンネルを掘る際に現場に地下水が噴き出し、そこ(小さな場所)を局所的に凍らせる技術は確立しているが、今回は深さ30m×長さ1.4kmの壁、こんな大きなものの実績なし、凍らせる冷却材を流すのを何年、何十年も維持できず、停電も許されず(冷却+ポンプ維持)、必ず破綻する(泣)。

蛇口が止められないまま水が出続け50万トンたまり(泣)、汚染水から、核物質を取り除くアルプスを導入しても、まともに稼動せず、根本的な理由は、原発の敷地は放射能の沼、労働者は被曝し、装置をちゃんと作れない(大量に被曝する)ので簡易的に作ったらアウト、タンク間のホース(本来なら配管をつなぐべきなのに出来ない)からも漏れて、まともに動かない(泣)。

死亡事故も起きて、5月中の汚染水処理の実現は可能性無し、安倍総理がオリンピック誘致のためにアンダーコントロールといい、それで東電が尻を叩かれてこの始末、出来るわけはない、根本的に制御できないもので、弥縫策では対処できないのです。以上、今週の小出先生のお話でした。やり取り全文は以下にあります。

http://www.rafjp.org/koidejournal/no113/

この汚染水問題、3/7付けの日刊ゲンダイでも取り上げられています。

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/157830

なお、来週(3/13)の報道するラジオは、原発事故4年で、小出先生が出られます。

 

そして、今朝(3/7)の毎日放送ラジオの、しあわせの五・七・五(川柳番組、水野晶子さん司会)に、福島の原発事故被災者が現地よりお電話で出られて、「五輪より一輪の花 被災地に」と詠まれて、汚染水も制御できないのに、オリンピックは招致できない、「汚染水 流しはしないが 垂れ流し」とも詠まれたのがありました。「もう4年 進まぬ復興 四畳半」という句も福島から最後に寄せられました。

 

ここで1曲、佐藤さんのリクエスト、絶望から立ち上がったジョン・ニュートンの意向、レーナ・マリアのアメイジング・グレースです。歌は、ユーチューブにありました。

https://www.youtube.com/watch?v=uSoyOJ8GRhk

 

後半のお話、認知症と共に生きる、佐藤さんのお話で、51歳(2005年)のときに若年性アルツハイマー型認知症と診断され、本も出されて、診断がつくまでが大変で、課内会議で議事録が書けず、パソコンへの入力も困難になり、会計処理で二重処理になりダウン、配送係に行き、出口が分からないこともあった。

パソコンの仕事でおかしいと思ったのは99年、この6年間つらく、診断は都庁での場所がわからなかったことからでねMRIでわかったのではない。永田さん、これは記憶障害、欝ではなく、本人の経過を診断医が見て、若年性認知症は診断されるまで知らず、認知症もそれまで知らなかった。資料を見たら絶望になり、自分が分からなくなるとか否定的な情報ばかりで、希望もなくなる。

今も、負の情報しかなく、それで本を出されたのです。佐藤さんの前に、オーストラリアのクリスティンという人、高官の方が40代で認知症になり、診断がつかず、診断されたら絶望し、当事者を抜きにしない運動の先駆けになった。

長いトンネルをくぐり、抜けるまで大変で、最初は欝と診断されて、良くならず、それで認知症と診断される。

それで、失ったものより、それでも出来るものをと、今は多趣味の生活もされて、絵を描き、写真、散歩、読書もされて、音楽もやる。しかし、認知症で日々の生活も大変で、朝起きて、携帯のめざましで起きて、サービス付き高齢者住宅で生活し、元気なら散歩する。Iパッドを持ち、携帯はガラケー、携帯は認知症になってから持ち、人の何倍もかかるが、出来ると信じてやる。

くじけたら、仕方ない、こういうこともあるとする。一人で出るには困難、誰かの介護も要り、携帯のナビでやっている、買い物は無理、周辺のサポートがいる。フェイスブックに写真も上げて、3人→800人に増えた。

今後、沖縄旅行をしたく、世界にも活動を広めたいもので、アジアも認知症で大変で、啓発も行うが、本人が主張するのは、認知症でも出来るもので、大事、永田さんは沖縄にも、海外にも行って欲しいと言われました。これが実現したら、みんなに良いことなのです。

認知症当事者は、失った機能を嘆くのではなく、今ある機能に感謝して、認知症は不便ではあるが、不幸ではないのです。以上、佐藤さん、永田さんのお話でした。

 

みんなジャーナル、島根県隠岐諸島の島前地域出身の大学生によるSHIMA探求について、運営責任者の青山達哉さんのお話がありました。地域出身の大学生によるイベントで、今(2月)がイベントの真っ最中で、みんなで鍋を作り、SHIMA探求、狙うのは、メイン企画は隠岐の高校で一緒に将来のことを考えるもので、各地の大学生をここに連れてきて、参加者は28名、高校生と、将来のあり方を語り合う。

この町は3つの島の一つで、人口は2300人、規模はリゾートとして平均的で、大学生から高校生への出前授業で、10年前から行われ、その際は行政主体であるが、つながりも出来て、企画を青山さん引き継がれた。

この町を知らないリスナーもあり、地域活性化で全国に名も知られて、町の特色は、好きなところは、景観・景色だけでなく、町のイベントがあり、イベントになると人が集まるのが好きで、島ならではの人とつながりも魅力で、10年で400人町に来て、離島で何があるのかと注目され、島にいると、大人が頑張り、良い面もあるが、地域という視野ではなく、日本全国に様々なところがあり、もっと伝えたい。

日本全国に取り組みもあり、これを伝えたく、島を盛りたてるものになったらいいのです。以上、青山さんのお話でした。

 

今週は認知症のことで、話していると、当時者抜きで決めないで欲しい、これはLGBTも同じ、出来ないことではなく、出来ることに注目するものもあり、キーワードと考え方は出たが、これをどう、世の中の当たり前にするのかと湯浅さん締めくくられました。以上、今週のラジオフォーラムでした。

なお、ラジオフォーラムのイベント、3月27日に大阪であり、また4月25日に東京・スペースアンドカフェポレポレ、東中野で行われるそうです。

 

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