Global Ethics


困窮者に毎年コメ12トン:山谷農場 by limitlesslife
December 30, 2016, 12:20 pm
Filed under: 食料
困窮者に毎年コメ12トン:山谷農場
神奈川で仕事を持ちながら週末に長野の食料保管所に出向く藤田さん

http://www.cathoshin.com/news/yama-nojo/11100  July 1, 2016

今、日本社会で食事に事欠く人が推計で230万人以上いるとされる。神奈川県相模原市
に住むクリスチャン、藤田寛さん(46/日本基督教団)が主宰するフードバンク「山谷
(やま)農場」では、毎年12トンのコメを、路上生活者や難民など生活困窮者を支援す
る団体に届けている。活動は今年で25年目を迎えるが、心掛けていることは、食料が、
有効かつ的確に使われているかどうかを常に見届けていることだ。

フードバンクは、食料を無料提供する仕組みのことで、「山谷農場」は日本におけるそ
の草分け的存在だ。

「おコメが高いから買えないんです。生活に困ってるので、(山谷農場からもらう)こ
のおコメで本当に助かってます」

外国人移住女性を支える「カラカサン」のメンバーたちが6月20日の夕方、神奈川・川
崎市の鹿島田教会で、藤田さんを囲み〝報告会〟を行った。外国人移住女性の中には、
DV(夫からの暴力)等で離婚し、安い給料で子育てをしている人も多く、毎月、36世帯
が「山谷農場」からコメの支援を受けている。

この日、〝報告会〟に初めて参加した「カトリック東京国際センター(CTIC(シーティ
ック))」のなんみんサービスも、「山谷農場」から毎月250キロほどのコメをもらっ
ている。東京教区の本郷教会を拠点に活動しているなんみんサービスは、「難民申請」
中で働けない人たち200人に、それぞれ毎月1キロずつコメを支給しているからだ。

ホームレスの炊き出しを行っている「神の愛の宣教者会(男子)」も、6月にはコメの
備蓄が底を突くため、「山谷農場」の支援に頼らなければ活動が続けられないという状
況だ。

たった1人で奮闘

「山谷農場」は現在、国内で活動している9団体を支えているが、その食料保管所を長
野県小海町に設け、藤田さん1人で運営している。平日には、神奈川県内で自分の仕事
を持ち、週末になると長野県に出向く。そこで近隣の農家や全国の有志からコメや野菜
の寄付を受ける。時には新潟までコメを取りに行くこともある。12トンのコメを集め、
支援先に発送する直前に精米して箱詰めする。そのほか、自らも畑でジャガイモなどの
栽培をしている。

孤軍奮闘する藤田さんが「山谷農場」を始めたきっかけは22歳の時。職場でホームレス
の炊き出しボランティアの募集があり参加したことだった。炊き出しは、東京・山谷地
区の「神の愛の宣教者会(男子)」で行われ、そこで「貧困」のさまざまな〝形〟を見
て、衝撃を受けた。

それ以降、毎月1回の炊き出しボランティアに出掛けたが、現場で「食材が足りてない
」ことに気づき、2000年、仲間と日本初のフードバンクを設立。しかし、いろいろな考
えや意見の相違から数カ月後に独立した。

「山谷農場」の信念は、生活困窮者は〝食料の余剰品の受け皿〟として存在するのでは
ないという視点。つまり、「棄てるにはもったいないから、困っている人に食べてもら
う」ということではなく、一人一人が心を込めて寄付してくれた貴重なコメを、最も生
活に困窮している人に届けるということ。

藤田さんはこう話す。

「東日本大震災の時、コメの買いだめが起こり、コメ不足に陥りました。その状況でも
、農家の人たちは、農協(JA)に持っていけばお金になるのに、生活に困窮する人たち
のためにと、痛みを伴いながら、山谷農場にコメを寄付してくれたのです。そのおかげ
で、いつもと同じ量のおコメが集まったのです」

この支援活動を支えているのは、揺るぎない信頼関係だ。コメを寄付してくれる農家の
人は、「自分には帰る故郷があったから、ホームレスにならずに済んだ」とか、「自分
の弟がホームレスになっているかもしれない」などと言いながら、稲作に心を込めてい
る。

藤田さんは、その気持ちをコメと共に届けるために、必ず支援先に行き、現場の人と会
い、当事者の生活状況やコメの〝行方〟を確認する。そしてコメが、食事に事欠く人々
に届けられ、喜ばれていることを支援者に報告。この「筋を通す」信頼関係が四半世紀
の活動を支えてきた。

「今後は長野県のカトリック教会やカトリック学校とも関係を築いていき、活動の輪を
広げていきたいと思っています。日本の減反政策や飼料米の問題など、おコメを通して
日本の経済システムといった〝社会の裏側〟がよく見えてきます。コメが手に入りにく
くなる状況でも、私は命を守る活動を続けていきます」

支援等の詳細は、フェイスブックページ(https://www.facebook.com/ShanGuyamaNongC
hang/)まで。

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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ストーリー:フードバンクの苦闘飢える人、減らしたい by limitlesslife
November 30, 2015, 3:14 pm
Filed under: 食料
ストーリー:フードバンクの苦闘  飢える人、減らしたい
毎日新聞 2015年11月29日 東京朝刊

標高1100メートルにある木々は、すっかり紅葉に彩られていた。今月14日。松
原湖畔(長野県小海町)の気温は正午になってもわずか8度。小雨を縫う風に震えなが
ら湖畔の礼拝堂に一歩入ると、日だまりのようなぬくもりに包まれた。寄付で集めた米
や野菜を、生活困窮者の支援団体に送るフードバンク「山谷(やま)農場」。その15
回目となる収穫感謝祭が開かれていた。首都圏の団体関係者や地元ボランティアら約8
0人が料理を囲み、感謝を伝え、苦労をねぎらい合った。

輪の真ん中で、主宰する藤田寛さん(45)=相模原市=が穏やかな表情を浮かべて
いた。「『ふりかけだけでは生きていけない。ご飯をちょうだい』と言われました。お
米を安定的に送らなければと思ってます」。気負わず、それでいて確固とした決意がに
じむ。

米国で1967年に生まれたフードバンクの活動。東京・山谷でホームレスに炊き出
しなどを行っていた藤田さんは、2000年に設立した日本初のフードバンクに携わっ
た一人だ。「飽食」「食品ロス」と言われて久しい日本だが、食べ物を十分に得られな
い人々がいる。国内最大のフードバンクであるNPO法人「セカンドハーベスト・ジャ
パン」によると、その数は推計約230万人に上る。

この15年でフードバンクは増え、全国組織もできたが、藤田さんは意見の相違から
草創期に仲間とたもとを分かち、拠点を東京から長野へ移した。現在は農家から米や野
菜を寄付してもらい、隣町の佐久穂町に畑を借りてジャガイモなども育てる。「山谷農
場」を専従で運営するのは藤田さんだけ。しかし、地道な活動を知る農家は信頼を寄せ
る。食べ物の送り先はホームレスや難民、移住外国人などを支援する7団体。1年に扱
う米計10トンは約180人の年間消費量に等しい。

今夏、私は藤田さんと16年ぶりに再会した。「社会の関心が貧困から安全保障に移
り、共感と理解を得るのに苦労しています」。そんなメールをいただいた。豊かなはず
の日本で、なぜ藤田さんの活動が必要とされるのかを知りたかった。

<取材・文 柴沼均>

人と分かち合う <1面からつづく>

◆「フードバンク」たった一人の挑戦

◇困窮者に食べ物を

「私たちが送った米がどのような人たちに食べられているか、この目で確かめたくて
」。10月1日夜、「山谷(やま)農場」の藤田寛さん(45)は仕事を終えると、職
場と同じ神奈川県内にある川崎市幸区のカトリック鹿島田教会へ急いだ。住宅街の一角
にある教会は、外国から移住してきた女性らを支援する団体「カラカサン」の活動拠点
。共同代表の西本マルドニアさん(59)を訪ねた。

長野県小海町の山谷農場から月に1回、この団体に120キロの米を送っている。教
会に隣接する物置で届いた米をボランティアがポリ袋に詰め、各家庭に分配する。一粒
の米も無駄にしないように床にブルーシートを敷いていた。蛍光灯に照らされた物置は
薄暗い。5人も入って作業をすればすし詰め状態だ。しかし、ここでもらった米で命を
つなぐ家族がいる。1袋に3キロの米。一つの家庭に1袋、子供が多い家庭には2袋を
渡す。受け取る女性はフィリピン人が多い。9月は計36世帯に米を配布した。

西本さんもフィリピンから35年前に来日し、日本人と結婚して別れ、シングルマザ
ーとなった。自らの体験を重ねつつ、配偶者からの暴力や病気、夜の仕事しか見つから
ないつらさなど、さまざまな困難を抱えた外国人女性らを支援している。「食料が足り
なくても、お米があれば子供たちを食べさせることができます。みんな、お米を受け取
ると大喜びするんです」と言う。

藤田さんは、今後も支援を続けたいとしながらも「米が送り先でどのように使われて
いるか、寄付してくれた方に報告しなければなりません。でも、担当者を通すと話がな
かなか通じないので、直接来ました」と笑顔を崩さずに遠慮なく言った。「筋を通した
い」という姿勢は若い頃から変わらない。

電話やメールで済ませず、顔を合わせることで率直な意見交換もできる。藤田さんの
「今年は米の集まりが悪いので11月から90キロにしたい」という提案が了承されれ
ば、毎週日曜日にカレーの炊き出しをしていると聞いて、「それならジャガイモも送り
ますよ」と答える。手作りのスープやビーフンを一緒に食べながら、ざっくばらんな会
話が弾んだ。

2週間後、東京・日比谷図書文化館で、米や野菜の送り先の一つであるホームレス支
援団体「愛のスープ会」の金栄子(キムヨンジャ)さん(45)を迎え、山谷農場に食
べ物を寄付している人たちとの交流会が開かれた。金さんから、毎週水曜日の朝、炊き
出しを200人以上に行い、午前4時に並ぶ人もいるという報告があった。「どのよう
な人に食料が渡っているのか、支援者に身近に感じてほしかった」と藤田さんは語る。

相模原市で生まれ育った藤田さんの夢は英語を使う仕事に就くことだった。志望大学
に入れず、キリスト教系のYMCA専門学校に進み、1992年に米国系の団体に就職
した。同年11月、東京・山谷地区で感謝祭の日に行う炊き出しのボランティアの募集
が職場であった。藤田さんの休日は木、金曜日。学生時代の友人と都合が合わず、一人
で過ごすことが多かったという。「職場と家の往復だった単調な生活を変えたい」。軽
い気持ちで参加した炊き出しが、その後の人生を大きく変えていく。

山谷には日本の高度経済成長を陰で支えた日雇い労働者が多く暮らしていた。しかし
、当時はバブル崩壊で仕事が激減し、高齢で職にあぶれる人が増えていた。みぞれの降
る中、炊き出しの食べ物をもらおうと長い列ができ、会場の教会は立すいの余地もなく
なった。「ずぶぬれで傘も持たない人たちが、ひたすら無言でカレーを食べる」。その
光景に藤田さんはまずショックを受けた。

インド人の修道士がお茶を渡そうとすると、男性が「俺に茶を出すな」と手を払いの
け、人種差別の言葉を吐いた。「底辺で生きている人が肌の色で他人を差別している」
。見たことのなかった現実にまたショックを受けた。何事もなかったかのように黙々と
作業を続ける修道士。藤田さんはここがどんな場所で、なぜ暴言を吐かれても修道士は
支援を続けられるのかを知りたくなった。

翌月から毎月1回、一人で山谷のボランティアに参加した。お茶で腹を満たし、差し
入れのクッキーをむさぼり食べる人たち。「教会の炊き出しだけでは足りないだろう」
と自腹で60人分のパンと牛乳を購入し、配ったこともあった。列に並ばず様子をうか
がっていた年配の男性にパンを渡そうとして、拒絶された。「ここに来ているのは山谷
でもカネのある連中。メシ代を浮かせてカップ酒に使っている。腕力のある人が列に並
び、本当に腹をすかせた人は来られない」と吐き捨てるように言われた。

「貧困が人間の心を貧しくする。だが、『かわいそうだから』と上から目線になって
もいけない。本当に困窮している人に食べ物を届けたい」。支援団体に加わり、藤田さ
んは活動を続けた。定職に就きながらのボランティアは「市民社会の代表のつもりか」
などと反感を持たれもしたが、「飢える人を一人でも少なくしたい」とのめり込んでい
った。

94年、藤田さんは専門学校の学生の頃から縁が深かったキリスト教に入信した。山
谷での炊き出し経験がある長野県佐久市の山本将信牧師(77)と知り合い、意気投合
。市内の遊休農地を山本さんが借り、2人はジャガイモを栽培して山谷へ送ることを決
めた。日雇い労働者が「山谷」を「やま」と呼ぶことから山谷(やま)農場と名付けた

「藤田君はとにかく初々しい青年だった。人とのつながりを大切にし、長野まで何度
も来るフットワークもすごかった」と山本さんは振り返る。99年3月に初めて種イモ
を植えたものの、2人とも素人。雨の中で収穫してしまい、多くが傷んで廃棄せざるを
得なかった。ともあれ、試行錯誤を重ねながら信州からの食料支援は始まった。

厚生省(当時)の同年10月の調査では、全国のホームレスは2万人超。東京都によ
ると、山谷は前年より300人近く増えて約1500人となり、栄養不足から結核がま
ん延していた。

◇増える「見えない貧困」

90年代終わり、私は東京の下町地区の取材を担当しており、しばしば山谷に通った
。そこで、熱心に炊き出しをする藤田さんと出会った。生活相談や支援をする役所が閉
まる年末年始は、日雇い労働者への炊き出しがことのほか欠かせない。だが、「材料が
足りていない」と聞き、年の瀬に窮状を記事にした。

ありがたいことに反響があった。東京・築地の食品業者から「おせち料理は正月にな
ると売れなくなるので提供したい」と藤田さんに連絡が入った。大みそかの夜、受け取
りに行くと、「まだ食べられるのに捨てられるものを有効に使ってくれてうれしい」と
逆に感謝された。

「この時、教会の仲間と3年前に視察した米国のフードバンクを思い出しました。自
分たちで支援の農作物を作るだけでなく、食品を集めて送ることも日本でできないかな
、と」

都内で活動する他のホームレス支援者にも同様の考えを持つ人がいた。「米で結べ」
をスローガンにして2000年5月、日本初のフードバンクを設立。山谷に事務局を置
き、渋谷で活動していた湯浅誠さん(現法政大教授)、山谷でボランティアをしていた
チャールズ・マクジルトンさん(現セカンドハーベスト・ジャパン=2HJ=理事長)
、そして藤田さんの3人が共同代表に選ばれた。

しかし数カ月後、支援に対する考えの違いが表面化してしまう。産声を上げたばかり
のフードバンクは知名度も活動も限定的で、集まった米は200キロにとどまった。こ
のため、「支援先を山谷中心にすべきだ」と主張する藤田さんに対して、他のメンバー
は不公平感が生じることを懸念し、「より広い地域への支援が必要」と反論した。「東
京では米が集まらない。生産地の長野にも拠点を置きたい」とも藤田さんは提案したが
、道路や通信手段が現在のように整備されておらず、賛同する人はいなかった。他のボ
ランティアを含めてメンバーの多くは若い。活動に熱心なあまり意見の相違は感情のも
つれとなった。結局、藤田さんは「私は長野でやる」と一人飛び出した。

03年に山本牧師が佐久市から転勤してジャガイモの栽培を続けられなくなると、藤
田さんは長野での活動を変更する。農家を回ってフードバンクの意義を理解してもらい
、手元に残した米の寄付を求めることに重点を置いた。

「若い頃に集団就職で上京したり、出稼ぎで冬は都会に行くなどして山谷を知る農家
の人も多かった。『弟が東京へ出たきり、何年も行方不明。もしかすると山谷にいるか
も』と自分の米を提供してくれた男性もいました」。集めた農作物の保管所を同県の小
海町に設け、以後はここが長野での拠点となった。

盆も正月も関係なく、藤田さんは毎週のように軽乗用車に乗り、自宅のある相模原か
ら長野に通った。時には、フードバンクの活動を知って連絡をくれた新潟県の農家まで
足を延ばし、米の提供を受けた。運営費は寄付で集められるが、熱意や時間は買えない
。そうした地道な努力を十数年続け、藤田さんは農家の人たちに受け入れられ、賛同者
を増やしていった。一昨年に退職し、佐久地方に戻った山本さんは再び畑を借りてジャ
ガイモを作っている。「藤田君の人柄もあり、地元の人と緩くつながれました。『人と
分かち合うのは楽しいこと』と分かってもらえたのだと思います」と言う。

農林水産省が把握するフードバンクは14年2月時点で35都道府県に40団体ある
。米や野菜、加工食品など取扱量は年間5000トン以上まで成長した。だが、品質に
は問題がないのに包装が汚れるなどして商品価値を失い、廃棄された余剰食品は642
万トンに達する。貧困問題は主に厚生労働省が担当し、余剰食品は農水省の扱いなど、
フードバンクが関係する省庁は複数にわたり、即効性のある政策がとられていないのが
現状だ。

例えば、2HJの芝田雄司さん(39)によると、米国は行政のバックアップもあっ
てフードバンク活動が社会に浸透しており、困窮者が緊急的に食料を得られる場所がニ
ューヨークなら1100カ所ある。対して、東京には10?15カ所しかないという。

「外からは見えない貧困が確実に広がっている」。フードバンク山梨の米山けい子理
事長(62)は警鐘を鳴らす。こんな経験をした。「明日食べるパンを買うお金がない
」という電話を受け、食べ物を持って行くと、訪問先は一戸建てで車もあった。「でも
、妻の看病のため夫が仕事を辞め、収入がなくなっていました。車は車検切れ。家も電
気を止められ、一家4人はおかゆでしのいでいましたが、米も尽きていました」

学校給食で飢えをしのぐ子供を夏休み中に支えるため、フードバンク山梨は今夏、自
治体の福祉担当者や学校と連携し、県内127世帯に食料を緊急支援した。「アフリカ
の飢えた子供はやせ細っていますが、日本の子供はご飯とふりかけだけなど栄養が炭水
化物に偏って太っていたりする。見た目では食べ物が足りているのか分かりません。恥
ずかしいと思うのか、子供は先生にも助けを求めない」と米山さんは話した。

山谷にとどまらず、現在は七つの支援団体に年間計10トンの米を送る藤田さんも指
摘する。「1億総活躍社会という一方で、困窮から一家心中を図るなど放置された人が
います。『貧しいのは自己責任』と批判する社会の冷たさも感じる。フードバンクの活
動を通じて、貧困に苦しむ人がいる実情に気づいてほしい」

組織に属さず、藤田さんはたった一人で活動を続けてきた。「山谷農場」が一定の成
果を上げた自信はある。だが、後継者はいない。同居する母親(65)は今春、がんの
手術を受けた。遠くない将来に介護が必要となるかもしれない。佐久地方を中心とした
支援農家も高齢化している。いつまで続けられるか、先行きに漠然とした不安を感じる

「民間のフードバンクは本来、一時的なもので支援に限界がある。国や行政が責任を
持って、食べ物に困る人を出さないようにするのが一番なんです」。藤田さんの願いが
かなう日は来るのだろうか。

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◆今回のストーリーの取材は

◇柴沼均(しばぬま・ひとし)(東京生活報道部)

1991年入社。長野支局、東京社会部、北海道報道部、デジタルメディア局ディレ
クターなどを経て昨年10月より現職。くらしナビ面を中心に貧困や労働、家計、デジ
タルなどの格差問題をさまざまな視点から取材している。

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MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



おいしくて安全なものを食べさせたい。ハッピーランチガイド全国版でました。 by limitlesslife
September 29, 2015, 12:26 pm
Filed under: グリーンピース, 食料, 原発廃止
[2015年9月29日発行] ※画像が表示されない場合はこちら からご覧ください。
こんにちは。
予告より1日遅れての配信になりました。お待たせしてしまってすみません。
皆さまにはいつもグリーンピースの活動を応援してくださり、ありがとうございます。

おいしくて安全なものを食べさせたい。ハッピーランチガイド全国版でました。

食中毒にアレルギー、添加物や遺伝子組み換え作物、農薬問題など、食べ物の安全には不安がいっぱい 。
とくに自分で食べ物の安全を確認することができない子どもたちが、毎日口にする給食の安全性には心 配の種がつきません。

グリーンピースが使用禁止を求めているネオニコチノイド系農薬の中には、子どもの脳や神経の発達に 悪影響があることが指摘されているにも関わらず、日本政府はその残留基準値をひきあげてしまいまし た。海外では次々に規制・禁止されているのに。

身体が小さく、ほんのわずかの農薬でも中毒をひきおこしかねない子どもたちの健康をまもりたい。
グリーンピースは全国の幼稚園1,000校にアンケートを実施、その結果と、無農薬野菜を給食に導入し た幼稚園の成功例、地域とつながる生態系農業の楽しさなどを紹介した「ハッピーランチガイド全国版 」が完成しました。

こちらからダウンロードが可能です。

現在、月々1,000円以上の継続寄付をはじめてくださった方、ご支援金額を月あたり1,000円以上増額し てくださった方に、配布版ブックレットを無料で差し上げています。

■グリーンピース、IAEAの東京電力福島第一 原発事故報告書に反論

台風18号の影響で、除染で出た放射性廃棄物を収納したフレコンバックが大量に流失したという飯舘村 。福島第一原発でも、豪雨で汚染水が外洋に流出したことがわかっています。先月末、まだまだ収束す ることのない事故の影響を過小評価しようとするIAEAの報告書が発表されましたが、グリーンピースは これまで続けてきた科学調査をもとに反論、福島で活動する市民グループとともに要望書を提出しまし た。

■アクションキットにリーフレット登場

マグロが絶滅するみたいだけど、お寿司屋さんやスーパーでは普通にマグロ売ってるし…ってそれ、赤 ちゃんかも。どんな生き物だって、繁殖できなければ絶滅するしかありません。知らないうちに絶滅に 手を貸しているかもしれない、そんな負の連鎖を断ちきるアクションキットを無料配布中。いますぐ GETしてください。

■アンケートにご協力ください

緑豊かで平和な社会をまもりたい。美しい環境を未来に残したい。そんなグリーンピースの活動をもっ と効果的に発展させていくため、アンケート調査を実施中です。是非ご協力ください。


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生活に困っている人に、寄付された食料を提供するフードバンク事業への支援依頼が増えている by limitlesslife
August 23, 2015, 2:04 pm
Filed under: 食料

フードバンク:増える支援依頼
毎日新聞 2015年08月23日 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/20150823ddm013040007000c.html

生活に困っている人に企業や家庭から寄付された食料を提供するフードバンク事業へ
の支援依頼が増えている。4月に生活困窮者への支援制度が始まり、フードバンクも支
援サービスと位置づけられたこともあり、団体側は寄付を呼びかけている。

長野県小海町のフードバンク「山谷(やま)農場」は毎月1トンの米を東京や横浜の
路上生活者支援団体など約10団体に送る。しかし、今月中旬で在庫は900キロしか
なく、10月以降の分のめどはたっていない。そのため、新たに米を送ってほしいとの
依頼があっても断らざるを得ないという。

主宰の藤田寛さん(45)は「制度のスタートで新たなフードバンクの動きも出てい
るが、かえって既存団体に寄付が集まりにくくなっている」と話し、2013年度産以
降のうるち玄米の提供を呼びかけている。問い合わせは090・1436・6334(
午後6時以降)。

また、ふーどばんくOSAKA(堺市)も「フードバンクの存在が知られたこともあ
り、3、4日も食べていないなど深刻な相談や支援要請も増えている。何とかやりくり
しているが、企業などに備蓄米の無償提供などを呼びかけても、反響が少ない」と訴え
る。問い合わせは072・258・2201。【柴沼均】

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



スーパーによる食品のムダ捨て by limitlesslife
July 13, 2015, 8:07 am
Filed under: 食料

生産された食料の3分の1が、世界中で毎日のように捨てられています。ですがフランス政府は、すばらしい市民運動によって、食料廃棄に歯止めをかけました — 売れ残った食品を貧困層やホームレスに寄付することをスーパーマーケットに義務づける法案を可決したのです。同時に欧州連合は、食品のムダ捨てをなくすための新たな規則について協議しています。さあ、私たち皆で大至急100万人の署名を集め、EUや世界各国の指導者に届けましょう。

署名する
みんさん

世界中の人々を養うためのレシピ — それは、生産された食料の3分の1を廃棄することをやめ、毎晩空腹のまま眠りにつく数千万人の子供たちを飢えから救うことです。

材料はすべてそろっています。フランス政府は、市民運動による呼びかけに応え、売れ残った食品を貧困層やホームレスに寄付することをスーパーマーケットに義務づける法案を可決しました。そして現在、スーパーが農家に大量生産させている作物の買取を、いわばドタキャンすることを防ぐ術を、欧州連合全体で追求しています。同時に、国連も食料廃棄量を半分にする目標に合意しているのです。

このレシピを成功させるには、タイミングが重要です。欧州各国の決断者は、すでに法案の審議に臨む準備があるので、あとは私たちが彼らを大きく後押しすることです。大至急、100万人の力強い署名を集め、欧州連合の審議が終了する前に届けましょう。さらに、食料のムダをなくすために必要とされるこの法律を世界中に制定するため、EU以外の国々にも働きかけていきましょう。今すぐご署名の上、みなさんが毎日共に食卓を囲む方々にもキャンペーンをシェアしてください:

https://secure.avaaz.org/jp/food_waste_loc/?bQFbdbb&v=61733

この15年間、私と慈善団体「Feedback」は、スーパーマーケットが廃棄してきたあり得ない量の食品をなくすために闘ってきました。ケニアでは、欧米のスーパーマーケット用に栽培された野菜の半分近くが廃棄されていることを知りました。スーパー側の言い分は、形や色が悪いということ、ただそれだけです。また、出荷直前になってすべての注文がドタキャンされることもあるそうです。

私は、1日2ドル以下で農作業をする日雇い作業員たちと話をしましたが、注文がキャンセルされたときは、賃金が支払われないそうです。そうなると、彼らは自分の子供たちを学校に通わせたり、ご飯を食べさせたりすることができません。挙げ句の果てに、捨てられてしまう食料を、必要とする人々に無料で配布することを禁じる契約書に同意させられる農家もいるのです

イギリスでは、スーパーマーケットが農家を不当に扱うことは法律で禁じられています。農家から匿名の苦情を受けた場合、規制機関は売上高の1%を罰金としてスーパーに支払わせる権限を認められています。すでに英最大手のスーパーTescoに対する調査が開始されており、私たちは他のスーパーにもこの呼びかけを届けるつもりです。

国連が2030年までに食料廃棄量を半減させる目標に同意している今、食べ物のムダをなくすチャンスはどんどん広がっています。EUは、欧州全体で食品廃棄量を削減するための新しい計画の一環として、公正さを欠いたスーパーの取引にどう歯止めをかけるべきかについて話し合っています。イギリスとフランスは実行可能な取り組みを提示し、さらに、ドイツ、ベルギー、スペイン、米国の政府関係者もムダをなくすために動き始めています。そして今このタイミングで、食品廃棄を終わらせる法案を勝ち取るため、政治家たちに市民の厚い支持を送ることができるかどうかは、私たちにかかっているのです。さあ、今すぐご署名ください:

https://secure.avaaz.org/jp/food_waste_loc/?bQFbdbb&v=61733

グローバル化した世界の人類がどのように生きるべきか考えれば、皆を養う方法を見つけることほど重要なことはありません。世界規模で急速に広がりつつある食料廃棄をなくす運動、そしてこのAvaazコミュニティに一緒に参加し行動を起こせば、私たちは飢えに苦しむ人々を養い、貧しい農家やかけがえのない環境にのしかかる巨大な重荷を取り除くことができるはずです。

希望を込めて

トリストラム・スチュアート、Feedback & Avaazチームと共に

関連情報

売れ残り食品の廃棄を禁止する法律、フランスが全会一致で可決(ハフィントンポスト/日本語)
http://www.huffingtonpost.jp/2015/05/25/france-give-wasted-food-to-charity_n_7433984.html

仏スーパー食品禁止法、署名運動は次に欧州へ(AFP/日本語)
http://www.afpbb.com/articles/-/3051223

世界の食料の3分の1が廃棄されている理由(日経ビジネス/日本語)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20140707/268228/

世界的な食料ムダ捨てを終わらせる(Feedback/英語)
http://www.feedbackglobal.org/stopdumping

ケニアの食料廃棄 EUのスーパーマーケットに非難(アルジャジーラ/英語)
http://www.aljazeera.com/indepth/features/2013/02/2013222152652620999.html

フランス スーパーマーケットの売れ残り食品を慈善団体に寄付することを義務化へ(ガーディアン/英語)
http://www.theguardian.com/world/2015/may/22/france-to-force-big-supermarkets-to-give-away-unsold-fo…

EU経済審議会が始まる(Letsrecycle.com/英語)
http://www.letsrecycle.com/news/latest-news/eu-circular-economy-consultation-launched/



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108 確かな根拠に基づいた「健康に良い食品」とは? by limitlesslife
May 27, 2015, 1:23 pm
Filed under: 食料

日経メディカル 2015年5月27日 色平哲郎

http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/mem/pub/blog/irohira/201505/542232.html

現代ニッポンの「摂食感覚」がどうもおかしい。うら若き乙女が、テレビカメラの前で
ご飯をてんこ盛りにしたどんぶりにかき揚げを何十枚も載せて一気食いをして喜んでい
るかと思えば、無茶なダイエットから生命の危機に瀕している人もいる。「好物だけ食
べて10キロ痩せる方法」などという本が読まれていたりもする。

こうした感覚が横行するのは、食べ物と健康について通説、俗説がまかり通り、科学的
思考法が欠けているからなのではないか。食べたい、痩せたいという欲求に一直線に突
き進み、わが身を顧みない。どか食いや無謀な減量は、食べ物と健康への洞察力・想像
力の欠如に根ざしている。

一方、年間に日本全体で1900万トンの食べ物が廃棄されているという。根本的に何かが
狂っている。

「EBN」の知見が紹介された一冊

そんな現代日本に、「人間栄養学」の研究で明らかにされた情報から確度の高い情報を
厳選して伝える「EBN」(evidence based nutrition、根拠に基づく栄養学)の流れに沿
った書籍が出版された。佐々木敏・東京大学大学院医学系研究科社会予防疫学分野教授
が著した『佐々木敏の栄養データはこう読む!』(女子栄養大学出版部)だ。「栄養疫学
」の観点から、何をどの程度食べたらよいのかという情報を明示している。

改めて気づかされたのは「節塩」の大切さだ。国連は、生活習慣病対策の5つのアクシ
ョンを発表している。第一はタバコ。2つ目は食塩。肥満、不健康な食事、運動不足や
有害飲酒はその次にくる。塩分の取り過ぎは高血圧につながり、血管障害へと進む。

そもそも塩は、食べ物の腐敗を防ぎ、人類の健康を支えてきた。しかし、冷凍、冷蔵の
技術が普及してその任務の大方を終え、高血圧症だけが残ったという。では、体にやさ
しい摂取量とはどのくらいなのだろうか。

「多めに見積もっても、体にやさしい食塩摂取量は、1日あたり5gか6gまでのようです
。ノーソルト・カルチャーの食事を見習おうとはいいませんが、毎日なにげなく食べて
いる食塩で毎日少しずつ血圧が上がっていきます。健やかに過ごすには『うす味』から
始めるのはいかがでしょうか」と著者は提言している。

そして、日本人の食塩摂取量については、次のように記す。

「国民栄養調査(現在は国民健康・栄養調査)によれば、1人1日あたり14gから10gへと
かなり減ったようです。しかし、エネルギー摂取量も同時に減っているので、塩味の濃
さという観点で見れば、減塩はあまり進まなかったと考えるほうが正しそうです。さら
に、24時間蓄尿を使った研究では、この25年間、1日あたり13g程度でまったく変わって
いない可能性が示唆されます」

われわれ医師は、「予防は治療に勝る」という視点からも、患者さん方に「塩分を控え
目に」と口が酸っぱくなるぐらい言わねばならないようだ。

洞察力あふれる欧州発グルメ情報も満載した、そんな魅惑的な一冊。

今話題のコレステロール摂取の問題、糖質制限ダイエット等々、実に多くのことを考え
させてくれる。

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace



3/6(金)アースデイ東京 実行委員会主催 事前学習会「これまでの経済の何がおかしい?―誰もが幸せになれる経済を考える」 by limitlesslife

紅林進です。
今年のアースデイ東京では
「Yes,Peace!」な社会をつくるために、
「食と農」「エネルギー」「経済」の3テーマへの
見識を深めるための事前勉強会を行うとのことです。

その「経済」の勉強会を、3月6日(金)にPARC自由学校

の教室で開講することになりました。
経済学者の郭洋春さんのお話を聞きながら
貧困を生まない経済とは一体どのようなものか、
参加者の皆さんと共に考えることができれば幸いとのことです。
申込みは下記からお願いいたします。
http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html

以下、御案内を転載させていただきます。

(転送歓迎・重複失礼)
■□■□■□■□■□■□■□■□■□
アースデイ東京 実行委員会主催 事前学習会

これまでの経済の何がおかしい?
―誰もが幸せになれる経済を考える

2015年3月6日(金) 19:00~21:00
@PARC自由学校 教室
http://parc-jp.org/guidance/guidance_04.html

申込:http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html

■□■□■□■□■□■□■□■□■□

近年、世界では経済格差が大きく広がっています。
富は一部の人に集中し、多くの人が貧困に陥っています。
そしてこの現象は途上国に限らず、
先進国でも顕著に現れてきています。
これはなぜ起きてしまったのか?

今、私たちを取り巻く経済の仕組み、
資本主義経済のおかしさ、限界、直面している課題について、
経済学者の郭洋春さんに解説いただきます。

アースデイは地球のことを考えて行動する日。
地球上の誰もが幸せになれる経済を一緒に考えてみませんか?

【講師】
郭洋春(カクヤンチュン)/1959年生まれ。立教大学経済学部。
主著に『TPPすぐそこにある亡国 の罠』(三交社、2013年)、『開発リスクの政
治経済学』(編著、文眞堂、2013年)、『徹底解剖 国家戦略特区―私たちの暮
らしはどうなる?』(共著、コモンズ、2014年)など。

【日時】
2015年3月6日(金) 19:00~21:00

【会場】
PARC自由学校教室
http://parc-jp.org/guidance/guidance_04.html

〒101-0063
東京都神田淡路町1-7-11 2F
都営地下鉄新宿線「小川町」/丸ノ内線「淡路町」/千代田線「新御茶ノ水」
A5番出口より徒歩1分
JR「お茶の水」聖橋口から徒歩6分

【参加費】
一般:1000円
アースデイ東京実行委員(団体)の方:500円
PARC会員・自由学校受講生:500円

【共催】
アースデイ東京実行委員会・アジア太平洋資料センター(PARC)

【お申し込み】
下記のフォームから入力されるか、
メール、電話にてお名前申込人数をご連絡ください。
http://www.parc-jp.org/guidance/form06.html

【問い合わせ】
アジア太平洋資料センター(PARC)
〒101-0063
東京都神田淡路町1-7-11
TEL:03-5209-3455
FAX:03-5209-3453
Mail:office@parc-jp.org
Web:http://www.parc-jp.org/


また、アースデイ東京では今年も出展者とボランティアを募集しています。
こちらも併せてご覧いただければ幸いです。
NPO出展者募集
http://www.earthday-tokyo.org/2015/01/16/1252
ボランティア募集
http://www.earthday-tokyo.org/2015/01/28/1381