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沖縄タイムス 上原正三 機動隊員の差別ヘイト発言にコメントされる&怪獣使いと少年の紹介 by limitlesslife

 永岡です、沖縄タイムスで、大阪府警(国営暴力団(c)今西憲之さん)機動隊員の差別ヘイト発言についての様々な方のコメントがあり、日本の特撮ヒーローの父、脚本家、上原正三さんのコメントがありました。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/68690

 上原さんは、学生時代に差別ヘイト発言もされたことがあり、相手を理解しないことが差別につながり、沖縄の側も来てほしいと言われます。

 この、表題にもなっている、帰ってきたウルトラマン第33話「怪獣使いと少年」は、特撮ヒーローもので差別を取り上げたもので、DVD第9巻にあり、皆さんもぜひ見てください。内容をご紹介すると、地球の調査に来た宇宙人メイツ星人が、両親を無くした良少年と共同生活をして、しかし良少年は宇宙人として、何の根拠もなく町の人たちに差別され、虐げられるのです(これ、今レイシストが新大久保や鶴橋でやっていることの40年前の警告です)。メイツ星人は金山という人間になり、しかし公害で体がむしばまれているのです。しかし、特捜チームMATの郷秀樹隊員(ウルトラマンの人間の姿、団時朗さんが演じる)は真実を知り、良少年を助けようとして、MATの伊吹隊長(根上淳さんが演じた)は、日本人は花をめでる手を持ちながら、その手に刃物を持つと残虐な行為をすると語り、ところが、町の人たちは、警官も一緒になって、良少年を虐殺しようとして、かばったメイツ星人を警官が射殺してしまい、すると、メイツ星人の封印していた怪獣ムルチ(これは沖縄の方言に由来する名前)が暴れだし、メイツ星人や良少年を襲った群衆に襲い掛かり、群衆はMATに怪獣をやっつけてくれというものの、郷は、勝手なことを言うな、怪獣を出したのはお前たちだろう、金山さんの怒りが乗り移ったようだとつぶやいて、当初は群衆のために戦うのをためらうのですが、しかし伊吹隊長に諭されて郷は立ち上がり、ウルトラマンとなって怪獣ムルチを倒すのですが、最後、良少年はメイツ星人の乗ってきた宇宙船を探し出して、地球におさらばしたいという、全く何の救いもない結末であり(そして、当時の見解で、公害にて日本は滅ぶと見られていた)、唯一、町の人たちが良少年を迫害する中で、中盤にパン屋さんのお姉さんがやさしくするシーンもあるだけが救いであり、これは71年の本放送当初、ヒーロー番組でこんなこともできるのかと私も見て驚き、そして朝日新聞のテレビ欄にも評価する文章がありました。

 この話は、あまりに差別を生々しく描き、当時のキー局TBSでも問題になり、一部修正したというものです。TBSで問題視されて、上原さんはそれまで帰ってきたウルトラマンのメインの脚本を書いていたのに、実質外されたほどですが、しかし、この話で、メイツ星人や良少年を虐殺する人間たちは、71年の段階ではまだ例外であったものの、2016年の今、現実はこの話を超えてしまい、この話では、最後ウルトラマンはメイツ星人を虐殺した群衆のために戦うものの、今や、日本人のかなりの割合は、ウルトラマンに守ってもらえないどころか、スペシウム光線を浴びせられても文句の言えない世界になってしまいました。この話は、関東大震災時の朝鮮人大虐殺をもとにしたものですが、今や、中学生の女の子がそれに近いことに加担しています。

 上原さんの代表作と怪獣使いと少年は語られますが、しかし上原さんはウルトラシリーズより、東映ヒーローを多く書かれて、今日曜の朝にあるスーパー戦隊シリーズと、仮面ライダーシリーズはその流れにあります。そして、上原さんの故郷、沖縄は米軍と安保マフィアに占領されており、もちろんこれは日本全体が戦争と無縁でないことを意味します。

 この、怪獣使いと少年は、上原さんによる71年の警告であり、これを聞き留めて、破滅を防がないといけないと私は思います。以上、上原さんの思いと、私の補足でした。

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10/2(日) キューバの経済と社会:社会主義モデルの変革の現状と課題 (社会主義理論学会 第72回研究会) by limitlesslife

紅林進です。
私も関わっています社会主義理論学会では、10月2日(日)に、キューバから
オマール・エベルレニ・ペレス氏(ハバナ大学教授)を迎えて、下記テーマで、
第72回研究会を、東京・三田の慶応大学にて開催します。
学会の会員でない方も、研究者でない方も、参加できますので、ご関心の
あります方はぜひご参加ください。
(以下転送・転載・拡散大歓迎)
 
社会主義理論学会 第72回研究会 
 
テーマ:キューバの経済と社会:社会主義モデルの変革の現状と課題
日時: 10月2日(日) 午後2時~5時
報告者:オマール・エベルレ二・ペレス(ハバナ大学教授、元キューバ経済研究所所長)
コメンテイター:クラウディオ・モンゾン(キューバ共和国外務省アジア局勤務、文科省給付慶應義塾大学留学生)
通訳:新藤通弘(アジア・アフリカ研究所所員)
会場:慶應義塾大学三田キャンパス研究室棟A会議室 
   田町駅(JR山手線/JR京浜東北線)徒歩8
     三田駅(都営地下鉄浅草線/都営地下鉄三田線)徒歩7分 
     赤羽橋駅(都営地下鉄大江戸線)徒歩8分 
         アクセス地図https://www.keio.ac.jp/ja/maps/mita.html 
         キャンパスマップhttp://www.fbc.keio.ac.jp/jsie/map.pdf 
 
参加費:500円(会員は無料) 
 
主催:社会主義理論学会 


世論も「違憲」批判拡大…安保法案ムード一変で官邸に焦り by limitlesslife
June 9, 2015, 10:20 pm
Filed under: (sin=separation:差別:疎外:無関心:無光如何・・・), 99.9999% 対 0.0001% (金字塔文明:墓場、・・・), AIIB (Asian Investment Infrastructure Bank), アベノミクス=ダメノミクス, アベノミス, アメリカ合衆国(米国), イスラーム国(ISIS, イラク戦争, オスプレイ, オバマ, カジノ(賭博、破産、破壊、・・・), ガイドライン(日米防衛協力の指針、改定・・・), ガザ, ジュゴン, ジョン・ダワー(歴史学者、・・・), チョムスキー(ノーム、論文、講演、・・), テロ, ナショナリズム(ウルトラ・愚か・短気=損気・・・), ネオコン(ネオ・コンサーバティブ、・・・), バブル(通貨膨張・インフレ・投機・崩壊), ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ, ファシズム, プルサーマル(高浜原発・・・), プルトニウム(祭猛毒・原爆材料), ヘイトスピーチ(錯誤・差別・殺戮・・・), ポツダム宣言, マイナンバー(制度、情報、漏洩、統治、・・・), マスコミ(第四権力), マスゴミ(真実無し、良心無し、恥じも外聞も無し、倫理無し、共に飲み食い、金に屈し、力に屈し、大政翼賛、・・・), CIA:Corruption In America (from comment), 災害(避難、補償、復興、), 為替(操作、円安:資産減:購買力減:輸入高、・・・), 無知・無駄・無理, 無人機(錯誤、差別、殺戮、・・・), 独裁, 献金(買収、収賄、・・・?), 環境(劣化、汚染、破壊、・・・), 生物(多様性、絶滅、・・・), 生命か戦争か, 真理:平和:非虚偽:非暴力:非人為:非権力, 真理=因縁生起=倫理, 砂川事件(判決、憲法違反、司法権放棄、・・・), 社会保障(切り捨て、負担増、給付減、・・・), 福島原発事故, 秘密保護法, 税金(金字塔資金), 籾井勝人, 経済(不振、膨張、破裂、・・・), 翁長雄志(沖縄知事、辺野古、・・・), 選挙(制度問題・改正、不正、・・・), 金(力、金融、資本、財閥、死の商人、・・・), 金字塔文明, 錯誤・束縛・差別・搾取・殺戮(金字塔の五禍), 集団的自衛(共謀・先制・挑発・共殺・共死・・・), 靖国神社(戦国神社?), 首相不信任, 財政(危機、破綻、改革、・・・), 農業・食料・環境, I am not Abe (アベノミスに組しない、I am Kenji, NHK(日本放送協会), nuclear disaster, TPP, 全体観・システム観・倫理実践, 内閣法制局 (長官, 労働(労働者、労働差別、労働被災、労働搾取、、、), 医療保険(国民健康保険、・・・), 原爆, 原発, 原発ムラ(利権マフィア), 原発輸出, 在特会(在日特権を許さない市民の会:ザイトク、・・・), 地球温暖化(異常気象、海面上昇、海没島嶼・都市、環境破壊、種絶滅、・・・)、, 地震・津波・原発事故, 地位協定, 基地, 大政翼賛(独裁、権利放棄、権力隷従、・・・), 太平洋戦争(第二次世界大戦、・・・), 安倍内閣, 安倍晋三, 安保法案(戦争法案、・・・), 小沢一郎, 差別(人種、民族、宗教、。。。), 帝国支配(米国支配), 後藤健二(ジャーナリスト、イスラーム国人質、・・・), 従軍慰安婦, 情報(収集、スパイ、漏洩、暴露、・・・), 憲法, 憲法九条(発案、淵源、目的、誓願、和、全体健全、・・・), 我(利、利己、我利我利亡者、・・・), 戦争(責任、賠償、禁止), 放射線汚染・被曝, 政権交代, 教科書(国定・国家主義・裁判・・・), 日米安全保障条約〔憲法違反、治外法権、条約改正・廃止、・・・), 日本(投売り、評価低下、資産低下、・・・), 暴力(無理が通れば道理が引っ込む), 朝日新聞, 村山談話(意義、継承し発展させる会、・・・), 核(武装、戦争、破局、・・・), 格差(拡大・是正), 棄民(政策、政治、命より金、・・・), 権利(侵害), 権力, 武器(製造・使用・販売・輸出・・・), 歴史(歪曲、修正、無視、・・・), 死の商人, 沖縄, 三権分立(立法・行政・司法), 人工金字塔文明か自然帝釈網文化, 信>食>兵

 安保法案の成立を確信していた安倍自民党が焦りだしている。憲法学者3人が「憲法違反」と揃って明言したことで、世論のムードが一変してきたからだ。「自衛隊員のリスク」や「事態の具体的要件」といった各論ばかりで、チンプンカンプンだった国民も、「そもそも違憲の法律を作っていいのか」という本質に気づき始めた。国民をケムに巻いて、数の力で押し切ろうとした安倍シナリオが狂ってきた。

この週末、安保法案に対する批判が各地で一気に広がった。

6日、都内で開かれた「立憲主義の危機」シンポジウムは700人収容の会場から人があふれ、1400人が詰めかけた。7日に大阪弁護士会が開いた野外集会には4000人が参加、「集団的自衛権はアカン」と訴えた。

一方、自民党も7日、国民の法案への理解を深めようと谷垣幹事長が都内で街頭演説したが、「戦争反対」「帰れ」の怒号に演説がかき消される事態に。

 衆院での法案審議のスケジュールも自民のもくろみから大きくズレ始めている。当初は週3回、1日7時間の審議で6月第3週までには80時間を超える計算だった。ところが、安倍首相のヤジや閣僚の曖昧答弁、委員長の強行運営に野党が反発。委員会が空転したうえ、8日も開けず、安倍官邸が想定していた今月24日までの会期内の衆院通過は絶望的だ。

会期延長は既定路線だが、とうとう自民党内からは「6月中に衆院を通過させられなければ、法案成立は危うくなる」(ベテラン議員)という声まで出始めた。

こうなると数の論理で諦めムードだった野党も本気を出さざるを得ない。剛腕の小沢一郎氏も動きだした。

すでに維新の党の松野頼久代表は小沢氏と会ってアドバイスをもらい、民主党の岡田克也代表も小沢氏と急接近している。9月に予定される小沢氏の地元の岩手県知事選で、現職の達増知事を野党共闘で推す計画も進んでいる。

 民主や維新内部では、「安倍政権の倒閣をめざして野党共闘を強める必要がある。2度の政権交代を実現した小沢一郎さんの知恵を借りるべきだ」という意見も広がっている。

「小沢さんはいろんな人から相談を受け、『じゃあ会ってみようか』という感じで、かなり元気です。昔と違うのは自分がプレーヤーとして中心になるのではなく、裏方に回って支えようとしていることです。そこに野党再編に向けた小沢さんの覚悟が見えます」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

小沢氏は本紙のインタビューで、「安保法制だって、委員会で机を突き飛ばしてでも反対する、っていう騒ぎになったら、そう簡単にいかない。マスコミも報道するし、国民の関心も高まる」と語っていた。安保法案が成立しなかったら、安倍政権は一気に瓦解していく可能性が高い。

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コメント:金で買う数の力で前代未聞の解釈壊憲、与野党一致・挙国で出来ないとされてきた集団自衛権・戦争法案成立を米国会に日本より先に約束、近隣諸国関係悪化・テロ標的、基地強行移転、原発再稼動、AIIB不参加・TPP強行、増税・物価高・幼少老齢労働者困窮者差別・米帝国主義隷従などやりたい放題の我利我利亡者のクーデターを阻止・転覆しなければ庶民・県民・国民・世界市民・衆生一切が損害・苦悩を蒙る!!!
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安倍ドクトリンの問題 by limitlesslife
April 10, 2015, 11:54 pm
Filed under: (sin=separation:差別:疎外:無関心:無光如何・・・), 311, 911, 99.9999% 対 0.0001% (金字塔文明:墓場、・・・), アベノミス, アメリカ合衆国(米国), イスラーム国(ISIS, ガイドライン(日米防衛協力の指針、改定・・・), サンゴ礁(破壊、白化、・・・), ジュゴン, ストロンチウム, スパイ(偵察、情報収集、・・・), テロ, ナショナリズム(ウルトラ・愚か・短気=損気・・・), バブル(通貨膨張・インフレ・投機・崩壊), ヒロシマ・ナガサキ・フクシマ, プルトニウム(祭猛毒・原爆材料), マスゴミ(真実無し、良心無し、恥じも外聞も無し、倫理無し、共に飲み食い、金に屈し、力に屈し、大政翼賛、・・・), 献金(賄賂、買収、, 福祉(切捨て), 福島原発事故, 秘密保護法, 税金(金字塔資金), 籾井勝人, 経済(不振、膨張、破裂、・・・), 翁長雄志(沖縄知事、辺野古、・・・), 選挙(制度問題・改正、不正、・・・), 錯誤・束縛・差別・搾取・殺戮(金字塔の五禍), 集団的自衛(共謀・先制・挑発・共殺・共死・・・), 靖国神社(戦国神社?), 辺野古, I am not Abe (アベノミスに組しない、I am Kenji, NHK(日本放送協会), nuclear disaster, nuclear discrimination, TPP, 原爆, 原発, 原発ムラ(利権マフィア), 原発輸出, 原発事故・責任・補償, 在特会(在日特権を許さない市民の会:ザイトク、・・・), 基地, 安倍晋三, 小選挙区制度の問題, 差別(人種、民族、宗教、。。。), 帝国支配(米国支配), 憲法, 憲法九条(発案、淵源、目的、誓願、和、全体健全、・・・), 戦争(責任、賠償、禁止), 放射線汚染・被曝, 教科書(国定・国家主義・裁判・・・), 日米安全保障条約〔憲法違反、治外法権、条約改正・廃止、・・・), 格差(拡大・是正), 棄民(政策、政治、命より金、・・・), 武器(製造・使用・販売・輸出・・・), 歴史(歪曲、修正、無視、・・・), 人工金字塔文明か自然帝釈網文化

投稿者:加藤 朗 (東京都・男性・桜美林大学教授・60-69歳)[投稿履歴]
投稿日時:2015-03-26 17:02(1) 2015-03-27 20:36 (2)

 

さる3月20日、自民党と公明党が、新たな安全保障法制の基本方針について正式合意した。遂に吉田ドクトリンに代わる安倍ドクトリンとでもいうべき、国家安全保障戦略の大転換が現実となった。振り返ってみると、安倍政権は安全保障戦略の方針転換を一気呵成に行ってきた。2013年12月4日国家安全保障会議発足、同月6日特定秘密保護法成立、同月17日国家安全保障戦略策定、2014年4月1日防衛装備移転三原則閣議決定、7月1日集団的自衛権行使容認閣議決定、そして2015年3月20日の新たな安全保障法制の制定である。

安倍ドクトリンの最大の目的は、対中国抑止にある。そのためにはアメリカの抑止力が不可欠である。アメリカの抑止力を確実なものにするためには、自衛隊とアメリカ軍との軍事協力関係を密接(自衛隊が事実上米軍の隷下に入るということ)にすることが何よりも重要だ。そのために安倍政権は、特定秘密保護法で日米間の情報共有を確実にし、防衛装備移転三原則で日米間の武器開発・製造を円滑にし、そして集団的自衛権行使容認で自衛隊の活動の場を拡大し、安全保障法制で米軍と共に戦う態勢を法的に整備するなど、着実に手を打ってきた。

とはいえ、安倍ドクトリンによってはたして抑止力は高まるのか。安倍ドクトリンの問題は、アメリカの抑止力の信頼性である。抑止の能力から見れば、日米の軍事の一体化が進めば、抑止力は高まる。いずれ中国の軍事力は質、量とも自衛隊を凌駕するにしても、米軍が日本に協力すれば、日米合同軍に中国は太刀打ちできない。しかし、問題はアメリカに日本と協力して中国を抑止する意志があるかどうかである。はたして日本が安倍ドクトリンによってアメリカに軍事協力という恩を売るだけで、アメリカの抑止の意志が高まるだろうか。

中国側はまさに、この点をついて、心理戦、歴史戦を仕掛けている。中国は米中がかつて第二次世界大戦で日本と戦った同盟国であることを強調し、また戦後レジームからの脱却を主張する安倍首相に歴史修正主義者のレッテルを張って日米の離間を図ろうとしている。安倍首相も靖国参拝をしたことでアメリカから猜疑心を持って見られており、レーガン・中曽根、ブッシュ・小泉政権時代ほど安倍・オバマの信頼関係は深くない。日米関係がどこまで緊密化できるかは、国家安全保障の基本理念の「自由、民主主義、基本的人権の尊重、法の支配といった普遍的価値」をアメリカとどれほど共有できるかにかかっている。とはいえ、米中関係には常に第二の「朝海の悪夢」(1972年のニクソン・ショックのように事前通告なしの米中関係改善が行われること)の恐れがあることを念頭に、日本は対米関係を考える必要がある。

抑止力の信頼性に関してはもう一つの問題がある。それは、どこまでアメリカに協力すればアメリカによる抑止が確実になるかはわからないことだ。抑止を確実にするために日本はアメリカに際限なく追随することになり、かえって日本の安全保障にマイナスになるかもしれない。特に国際安全保障分野での対米協力である。もし再びイラク戦争のような武力紛争が起こり、アメリカが有志連合への協力を要請してきた場合、集団的自衛権の行使を容認した以上、かつてのイラク支援のような憲法を盾にして復興支援だけで済ませるというわけにはいかない。より積極的に軍事面で対米協力をすれば、アメリカの武力紛争に巻き込まれてしまう恐れがある。

他方アメリカにとっても、日本への協力がアメリカの国益を損なう恐れもある。尖閣問題が典型である。アメリカは尖閣を第一次世界大戦の契機となった第二のサラエボにするつもりはない。他方日本は尖閣を、国際社会が事実上併合を認めてしまった第二のクリミアにするつもりはない。日米双方で国益の違いから、抑止力の信頼性に疑問符が付く場合がある。

安倍ドクトリンの最大の問題は、安倍首相が描く将来日本の国家像が不明なことである。吉田ドクトリンは、経済優先という国家目標があった。では安倍ドクトリンには具体的にどのような国家目標があるのだろうか。安倍首相は日本をどのような国家にしようとしているのかがわからない。かつては「美しい国」であり、今では「強い国」であり、そして「強い国を取り戻す」というのが安倍首相の国家目標のようである。しかし、災害に強い国を取り戻すことはできても、中国の経済発展や軍事強化を考えると、二度と世界第二の経済大国という座を取り戻すことはできないし、ましてや軍事力で強い国になることなどあり得ない。

国家には国際秩序を形成する能力のある大国、その国際秩序を維持する能力のある中級国家、そしてその国際秩序に追随する能力しかない小国の三種類がある。戦前の日本は国際秩序を形成する能力のある大国だった。しかし、第二次世界大戦でドイツと共に新たな国際秩序形成に失敗し小国へと転落した。幸いにも戦後経済大国として復活したが、その実態はアメリカが形成した国際秩序を維持する中級国家でしかなかった。慶応大学の添谷芳秀教授が『日本の「ミドルパワー」外交』(ちくま新書、2005年)で指摘するように、吉田ドクトリンはまさに中級国家戦略だったのである。安倍ドクトリンは、はたして戦前のような大国日本の復活を目指しているのだろうか。それとも世界の大国でもアジアの指導国でもない日本の現状を踏まえ、身の丈にあった中級国家を築こうとしているのか。坂の上にもう雲はない。安倍首相がそれを見たとするなら、蜃気楼にしか過ぎない。(おわり)

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コメント:日米協力で覇権を握ろうとするのは蜃気楼であり世界史・日本史の教訓を学ばない悪夢である。日米協力は軍事・経済・社会・文化で基地・TPP・原発・差別で犠牲を払い、平和・人権・生命・主権を無視することになる。これはアベコベ・アベノミックスアップ・アベノミス・ダメノミックスである。



戦争や原発事故の無関心は罪である。 by limitlesslife
知人友人の皆さんへ
         杉浦公昭
平和こそ我が命

2014年03月14日

Posted by kyutono9 at 12:54 Comments( 0 ) │ 環境・平和問題

戦争や原発事故の無関心は罪である。

  杉浦公昭

 先の戦争は、天皇制専制国家の下、わずかながら戦争反対をした日本共産党員はいたが、私の親を含めた多くの臣民は深い関心を持たず、当初の勝利をちょうちん行列で歓迎していたらしい。
一見平和なこの瞬間、戦争準備の基地建設を阻止するため、せめて罪滅ぼしの思いで、春秋、沖縄の辺野古や高江へ座り込みに出かけている。

 中田 絵美 さんはFBで、臨済宗妙心寺派管長の 河野太通老師の言葉を掲載しました。この言葉は真実を捉えていると思うのでシェアさせて頂きました。。

戦争や原発事故が起こって
初めて罪が発生するのではない
戦争前、事故前の平和な時に何もしないこと無関心でいることは

罪を犯しつつあることなのです臨済宗妙心寺派管長
河野太通老師

 

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コメント:罪(sin=separation) とは我他彼此と差別すること、聖 (holy=wholly wholesome:全体健全)から離れていること。重々無尽の縁起(因縁生起)一体世界から浮き上がったがりがり亡者の思考行動一切。吾我妄想により大多数が反対する原発再稼動・集団的自衛権・憲法根本(平和・人権・民主)改悪など全て罪である。宗教(religion<religare:再結合)とは罪を止めて聖に再結合すること。管長の言葉は真の宗教者の言葉である。罪の値は死、聖の果は甘露(不死:泡沫は死ぬが、大海は死なず:不妄・不動・不異・不畏・不死)。(泡沫・妄想)を得る者は(大海・覚悟)を失い、失う者は得る(無一物中無尽蔵)。