まず、朝日放送のキャスト、橋下氏の説明会は大荒れで、その上徒構想が可決されたら、橋下氏、市長選に出るというのです。そもそも、市長自ら説明することに、野党は批判を強めています。
説明会は1回2時間、しかし市長説明が長く、市民の質問時間が短くされ(45分→15分)、橋下氏毎日6時間説明し、ABCコメンテイターの木原さん、橋下氏は、会場に来る人は反対の人が多く、反対質問が多いため、橋下氏は演説時間を長くしているというのです。さらに、反対の質問に、賛成の人がヤジをいう始末です。
ABCの記者は、橋下氏、大阪市と大阪府の二つのリーダーのいることへの疑問を語り、しかし新しいことをどうするのかということは、新しい区長がやり、区長の手腕によるものというのです。
司会の浦川さん、段々徒構想が分からなくなったと言われて、木原さん、今の24区(市の下部組織、市に従う)が、住民の決定権のある5区になるもので、組織的に区役所は窓口、それが一般の市役所になるというのです。
また、教育委が区になり、今ある488校を、5つの区で管轄し、しかし教育委が増えても、事務局のメンバーは変わらず、重複するもので、教育評論家の尾木さん、負担が増えるが、区民が身銭を切って独自色も出せて、給食も独自で出来て、今は不評なのが変わると言われました。
また、尾木さん、区長により変わり、住民が第一と言われて、芸能レポーターの井上公造さん、区長の選挙に責任が重くなると言われました。
木原さん、徒構想は仕組みで、それをどう運営するかと言われました。
ちなみに、学会で、発表時間の運営は座長、司会者の責任で、運営に失敗して質問時間がなくなれば、この場合橋下氏の責任になると私は思います。
そして、関西テレビのゆうがたLIVEワンダーで、住民投票まで1ヶ月、こちらでも説明会の報告があり、これは大阪市の主催で、港区の説明会は平日なのに立ち見の出る模様で、2時間の説明会、市民と橋下氏のやり取りがあり、橋下氏は徒構想は手段と語ります。
そして、野党は、橋下氏が構成中立な説明をしているのかと、自民党の柳本氏らが批判しています。
関西テレビの佐藤記者、5つの特別区に教育委ということについて、橋下氏はこれで対立することはなく、しかし区ごとに教育は変わると言ったと報告し、また市立学校は府立学校になり、区長は公選制で、区長の色が教育に出て、先生の人事権(採用)は区により、エッセイストの犬山さん、これだといい区に引っ越すこともあるとコメントされ、佐藤さん、特別区を作るのに600億かかり、これに値するかと言われました。
さらに、説明会で、東京との比較、東京の繁栄は単に財政の差という市民の疑問に、橋下氏、今あるお金でやるといい、橋下氏、高度経済成長期は多様な住民サービスが出来たが、今は住民に教育などどこにお金を使うか、特別区のほうが配分が良くなるといい、野党は東京は首都と一極集中よるもので、東京は一般の市になりたいところもあるといいます。
ジャーナリストの山路さん、大阪の人は自分たちの行政を見るべきと言われました。
今まで、地方行政に目を向けるときはなく、大阪をどこへ行くのか、見るべきと佐藤さん言われました。
土日は、大阪会館など、700人入る施設での説明もあるそうです。
ちなみに、龍谷大の宮武さんのブログで、橋下氏が徒構想を、市の税金で宣伝するのは違法と主張されています。
これ、橋下氏、毎日放送の石田さんと、ちちんぷいぷいのヤマヒロさん(山本浩之さん)を攻撃しており、ヤマヒロさんは関西テレビのアンカーの時代から橋下氏に厳しく(一昨年の慰安婦暴言の際には、こんな市長は話題にすべきでないと言われました)、それもあったと思われ、そしてこのちちんぷいぷい、私も見ましたが、石田さん、ヤマヒロさんの説明は妥当で、行政訴訟が起こされるというもの、そもそも市長がこんなヒステリックなことをいうこと自体、首長失格です。
今日の朝日の夕刊に、兵庫芸術文化センター管弦楽団(PACオケ)の広告があり、スポーツライターの玉木正之さんが、PACオケのある兵庫、西宮がうらやましいと、このホールとオケを賞賛され、他方、大阪は、歴史ある大阪フィルを始め、5つのオーケストラ(大阪市音楽団も含む)が苦境にあります。
今や、関西のクラシック音楽演奏会、オペラの中心は大阪ではなく西宮で、朝比奈隆がいた頃には考えられない始末です。兵庫県立芸術文化センターは、9割も客が入り、ほとんど甲子園状態、反面、大阪のフェスティバルホール、ザ・シンフォニーホールは苦戦し、シンフォニーホールに至っては、3年前朝日放送が売却する始末です。
誇張ではなく、阪神タイガースが他の会社に身売りされたに等しいです(95年に、タイガースを阪神が吉本に身売りすると、大阪スポーツに載りましたが、それが実行されたに等しいのです)。
このままだと、大阪の音楽は、老舗の大阪フィルすら存続が危ない状態です。他方、京都は、京都市交響楽団を市が支えて、今や関西のトップになっています。
もちろん、文楽切り捨ても問題で、こんな文化切り捨ての町に未来はなく、そして関西の財界人も大阪に住まずに、芦屋や西宮に行くのも当然です。グランフロントを支えているのは、大阪だけでなく、神戸の東半分と芦屋、西宮、宝塚です。彼らは、大阪のキタには行くものの、ミナミは行かず、あべのハルカスの結果はこれもあると思います。
大阪の問題は、関西全体の命運を決めます。
本当に、やくみつるさんが1年前に風刺された「大阪徒」です。以上、キャストとワンダーの内容でした。