永岡です、第992回ネットワーク1・17、今週もMBSアナウンサー千葉猛さんの司会で放送されました。
今週のテーマも阪神・淡路大震災21年で、震災を伝えるであり、来年の三宮の東遊園地で1・17のつどいは変わろうとして、震災を知らない世代にどう伝えるか、さらに、芦屋の精道小学校(阪神芦屋駅、芦屋市役所のそば)では、6年生が当時の被災者から体験を聞く会を続けており、12月17日に行われ、今回は初めて、先生が阪神・淡路を学ぶ会を行い、先生にも阪神・淡路の体験の少ない人が出てきたからであり、この模様を、千葉さんが取材、報告されました。
年が明けたら阪神・淡路の1/17であり、この日は追悼行事があり、今年の芦屋辻公園での追悼行事、亡くなった方のために5時46分に黙祷し、今年で20年、当時、互いを助け合い、家に埋もれた方を助けた絆、亡くなられた方への思いも絆、助け合いが必要なことを後世に伝えたいと、被災者はいいます。
来年は被災地の追悼行事は大きく減り、東遊園地では竹の灯篭も減り、止める・縮小の理由は、運営してきた方の高齢化で、炊き出しなどをやるのは高齢者にはしんどく、それでも震災20年は、と頑張ってきたのです。
そして、震災を知らない若い人たちへの継承も難しく、辻公園での自治会も若い人はなく、震災遺族の米津さん、形がなくても、辻公園で5時46分を迎えるのが意味、被災者には1月1日ではなく17日が年の変わり目であり、イベントの有無が問題ではなく、しかしイベントで人が集まるのに意味があり、イベントの無くなることへの危惧があり、献花台は続けるのですが、心配もあります。
式典に多くの世代に参加してもらい、継承する場がなくなることへの不安が被災者にあり、その中で、精道小では、震災を語り継ぎ、児童が震災を調べて報告し合うもので、千葉さんの取材で、6年生の発表、当時2年生の被災者の方について報告し、親を亡くし、その震災遺児について、当たり前のことが当たり前で無くなる震災への備えが必要で、幼い命が亡くなり、自分の命を大切に、というものでした。
4年生の発表、震災当時の音楽の先生から、震災犠牲者のことを聞いて報告し、夢を語るのは生きているから語れる、普段の何気ない行いも、震災で当たり前で無くなると報告するのです。
震災で亡くなった子供8人のこと、同級生、今は30歳前後に取材、避難所、防災について子供たちは学び、今年は2年生に、震災で亡くなった子供の、あさがおのこと、大切に育てたものを、1年生に引き継ぐものがあり、新たな花を咲かせるというものであり、去年までは6年生のみ発表であったのが、今年は全学年が発表し、精道小では毎年1月17日に追悼行事、そして語り継ぐ会であり、犠牲児童の親子さんも、6年だけでなく、全学年がやる意味について、低学年でもテーマを決めてやるのは有意義で、6年生はさすがであり、子供たちのテーマは亡くなった8人について、世の中では20年で潮目が来たと思われているが、ここで続けるのは価値がある、これを広く知ってほしいと言われます。
先生も研修会をして、当時の先生にも聞き、若い先生が多い中、31歳の先生、当時は被害の大きくない場所にいたので、震災体験について、ギャップは感じないが、学校で取り組む意味は大きいと語り、子供たちに、震災について、生の声を聞くべきで、それを聞いて、子供たちの感じたことを大切にしたいと言われ、学校を上げてやるのは、今の1年が6年になった時に大切であり、また26歳の先生、震災時に姫路にいたので、小学・中学時には実感がなく、ここの先生になり考えが変わり、こういうことを子供たちにも受け継いでほしく、20年で追悼行事を止めるのではなく続けるべきで、これから10年、20年が大切といい、千葉さんは震災を知らない若い先生も知ることになると言われて、また犠牲者がなくても心の傷は終わっていない、阪神・淡路は復興したのか、ルミナリエは当初復興であったのが希望になり、心の傷が治るのが復興だと聞いて千葉さんも驚かされて、1・17の継続は難しくても、子供たちを見ていたら、学校が体験を語り継ぐ場になると千葉さん締めくくられました。
ニュースは河本光正アナウンサーの担当でした。
福島で放射性物質を取り除く除染を、生活圏から離れた森林ではやらないと国は決めて、福島での調査で、森林からの放射性物質の拡散はないというのですが、被災者からは反発&あきらめ、避難者は森林の中に生活圏があり裏切られたというのです。
高浜原発、福井県の西川知事は視察して安全対策を見て、林経産相が国民の理解を得るように、としていますが、高浜は樋口裁判長により差し止められており、決定に関電が異議で、24日に高裁が結果を出します。
来年予算、沖縄の振興予算を島尻大臣が減額し、島尻氏、普天間に反対する翁長知事が振興予算を減らすと言う、政府の翁長知事の冷遇がはっきりしています。
中国での地滑り事故、行方不明は91人で、33の建物が倒壊し、建設残土の崩れた人災なのです。地元メディアは、土砂の積み方にルール違反があったと伝えています。
大阪で国家斉唱拒否をした奥野さんの訴えを、大阪地裁は退け、信教の自由に反するとしたものの、儀礼でのもので違憲ではないと裁判所はごねてのものです。
空きテナントのだらけの新長田に、数十億かけてビルを建てて兵庫県、神戸市の税務・住宅部門を移転させて1000人ここに4年後に移転させるというのです。
今週のネットワーク1・17、リスナーより、身近でも運営者の高齢化を感じて、人とのつながりが希薄ともありました。千葉さんも、災害から命を守るために、引き継ぐべきと言われました。また、心の傷が治るのが復興はその通り、新長田で傷は癒えていないという声もありました、以上、今週のネットワーク1・17、でした。
なお、大阪弁護士会で、映画「みんなの学校」を上映します。
http://www.osakaben.or.jp/event/2016/2016_0116.php
来年1月16日で、ラジオフォーラムにも出られた関西テレビの真鍋俊永さんの作品です、私も観ましたが素晴らしい映画で、鑑賞は無料であり、皆様にも推薦いたします。