永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」で、金曜解説、三澤肇デスクの報告で、エゲツナイ話がありました。心臓の弱い方は、お読みにならないことをお勧めします。
日本経済は、黒田総裁がマイナス金利を言いだして、しかし、4日連続株は値下げであり、これ、マイナス金利で住宅ローン金利は下がるものの、預貯金の金利も下がります。
そして、今日本の国債発行額は増え続けて、このままだと2024年度に1000兆円!一人850万円!4人家族で3400万円!という破格の数値で、私には、全く理解不能で(普通、一人5万円でもエライことと違いますか?)、暗黒時代のタイガースすらなしえなかった無茶苦茶に日本経済は陥りつつあります。星野や金本が来ても、これなら匙を投げだすでしょう(泣)。
そして、国債は、戦前、日中戦争で首の回らなくなった当時の日本政府は、戦時国債を発行して、国債が戦場での銃弾になるとか、戦場へ息子を送り出した母親が、国債を持って安心するというポスターがありましたが、敗戦により、これらの国債は全て紙切れになり、国民に多大な犠牲が強いられたのです。戦中派の母は、このポスター、見たことがあるといい、また私の母方の祖父は、西宮の市会議員をしていたので、お金もないのに国債をたくさん買わされてエライことになったと言いました。
で、戦後は、この教訓から、赤字国債を出さないことを是としてやっていたのです、が、1973年のオイルショックで、日本は首が回らなくなり、当時、三木内閣での大平蔵相は赤字国債の発行をやむなしとして、実行したものの、当時の大平氏の秘書官、森田一さんは、これは苦渋の決断で、要するに、オイルショックのために急場しのぎのものであったのですが、その後、赤字国債発行は続き、大平氏が首相になっても改善できず(番組ではありませんでしたが、その後79年に第2次オイルショックがあったためでしょう)、そして、バブル時も元本は返されず、要するにハコモノを建てるために、建設国債が乱発されたためです。
それで、関学の上村敏之さんがエゲツナイ予測をされて、このままだと、2027~2030年に、国内の預金国債を買えなくなるというのです。もちろん、少子高齢化+税収低迷になるもので、国内には1400兆円の個人資産があるというものの、2027~2030年に破綻し、なら、国債を国外の機関に買ってもらうしかないのですが、しかし、ギリシャは、国債の70%を国外の投資家に買ってもらっていて、そして破綻になったのです。
安倍政権では、鳩山政権時よりは国債は減ったものの、それでも、日本の国債の保有比率は、2015年は9.8%、これは少ないわけではなく、2005年には5%であったのですから、エライことです。
上村さんは、アベノミクスで増えた税収を財政再建に使うべきと言うのですが、もちろん、安倍政権は何もしません。先の森田さん、大平氏が生きていたら、信じられないと言うだろうとしめくられました。
…テレビを見ていて、背筋が寒くなり、要するに、後10年前後で日本は破綻であり、そして、今日シャープの危機が大きく伝えられていますが、こんな大企業が経営危機とは、アベノミクスではなく、浜矩子さんの言われるドアホノミクスであり、昨日の報道ステーションでは、マイナス金利は国の借金を減らすためとのコメントもありました。
安倍さん、あなたが戦争準備法案をでっちあげる前に、日本経済は戦争状態であり、そして、今桜島が噴火したとニュース速報で、言うまでもなく、桜島のそばには川内原発があります、日本は大丈夫なのでしょうか?以上、VOICEの内容でした。