毎日放送VOICE 憤懣本舗 がん保険給付金の理不尽な打ち切り

 永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」の月曜企画の憤懣本舗、今回はがん保険の給付金打ち切りのことが取り上げられました。

 関西におられる61歳の女性は、20年前乳がんになり、がん保険に入られて、ところが、治療の副作用であるリンパ浮腫というもの、これはがんの治療で、リンパ腺を取ると、体液が体にたまって、腕や足にむくみの出る病気で、これは全国で10万人も患者さんがおられて、この方は、毎年徳島にある病院に一定期間入院して、治療を続けており、これに120万円かかり、これについて、がん保険(この女性は大手外資系保険会社)の給付金があったため、助かったのです。    ところが、この女性への給付金が、昨年一方的に打ち切られたのです。保険会社は、この給付金(副作用によるもの)は約款になく、要するにお情けで給付していたというもので、約款にないので打ち切るというのですが、しかし、それなら、それまで給付していたのは何なのだということです。それで、同じように、給付金を止められた方もあり、病気との闘いで、治療には大変なお金がいるのに、皆さん、困っておられます。

 リンパ浮腫の治療をされるお医者さんも、この治療には継続的な治療が必要で、給付金が打ち切られて治療ができなくなったら大変と懸念を示されます。

 先の女性は、保険会社を相手に、給付金を支給するように裁判を起こしており、保険会社は給付する必要はないと、訴えの却下を求めています。 

 これについて、司会の西靖さん、マイナス金利などで保険会社の経営が悪化したらかも知れないが、患者への給付を止めることは不当と言われて、神戸学院大学の中野雅至さんも、これまで給付されていたものがなくなることは、ちゃんと説明すべきであり、今回は説明になっていないと批判されていました。そして、保険会社によっては、約款でオプションをつける例も出てきています。

 この、保険の問題、いざ請求したら、約款に、ややこしいことが書いてあって却下されたというのは無数にあり、阪神・淡路の被災地では、地震が原因の火災には火災保険がおりないなどの事例もありますが、保険は命を守るものであり、そして相互の信頼に基づくべきものであり(就職したら、保険会社の女性に追い掛け回された経験を持つ人は少なくないでしょう)、困っている人を助けるという行為が、当たり前の事ではなく、要するに強いものが弱いものに恵んでやるというものであり、これは、阪神・淡路の被災地での、借り上げ復興住宅も同じであり、この国が恐ろしい勢いで荒んでいくのに、恐怖を感じます、以上、VOICEの内容でした。

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