「21世紀のキーワードは、ごちゃまぜ と 開放」

おうやりょうせい さん 雄谷良成
「21世紀のキーワードは、ごちゃまぜ と 開放」
http://www.okamura.co.jp/magazine/wave/archive/1512oyaA.html

大きくわけて「社会福祉法人 佛子園(ぶっしえん)」の理事長と、「公益社団法人 青
年海外協力協会」理事長、「日蓮宗 普香山 蓮昌寺」の住職という3つの職務がありま
す。佛子園は「高齢」「障害」「児童」の領域でさまざまな社会福祉事業を行っていま
す。例えば地域のコミュニティの拠点となっている「三草二木 西圓寺」、広い敷地内
にさまざまな人が働き、生活できる1つの町「Share金沢」の運営のほか、白山市にあ
る佛子園本部周辺での地域住民の皆さんが共存する町づくりや、輪島市の活性化、町お
こしも手がけています。それらすべてに共通する理念は、老若男女、障害のあるなしに
関わらずいろんな人が楽しく生き生きと暮らせる町を作るということです。
・・・

青年海外協力隊員としてドミニカへ

その後、障害者教育のスペシャリストを育てたいと思い、青年海外協力隊に応募しまし
た。当時、応募資格として「障害者施設での経験が5年以上」とされていたのですが、
22年と書いて提出しました。するとやはり面接の時に面接官から「君が特別支援学校で
勤務したのは1年半ですよね? 22年って何ですか?」と聞かれたので、「生まれてこ
のかた、朝から晩まで障害者と一緒に生活してきたので22年間と書きました。そこら辺
の先生よりも障害者のことはよくわかってるつもりです」と生意気にも答えたら、採用
されました(笑)。それから協力隊員としてのトレーニングやスペイン語の研修を受け
、さらにメキシコでも訓練を受けた後、障害者教育の指導者を育てる教員として中米の
カリブ海に浮かぶ島国、ドミニカ共和国に赴任しました。

──現地では具体的にどのような活動をしていたのですか?

教育うんぬん以前に、やらなければならないことが山のようにありました。私が赴任し
た学校には椅子も机も黒板などもないばかりか、電気や水など基本的なインフラも整備
されていなかったんです。それで、まず学校の敷地を使って生徒や障害者と一緒に鶏小
屋を作って鶏を育て、畑を耕してその鶏糞で野菜を作ったり、山で木を伐ってきて椅子
などの家具を作りました。その鶏肉や野菜や家具を売ったお金で、電気や水を引いたり
黒板を購入したんです。そうやって、受講者に指導らしい指導ができる環境が整うまで
に1年半ほどかかりました。
・・・

MLホームページ: http://www.freeml.com/uniting-peace

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