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異例の国連幹部の訪朝は、何を意味するのか――。国連のフェルトマン事務次長は6日、平壌で北朝鮮の朴明国外務次官と会談。北の核・ミサイル開発をめぐり、安保理制裁決議などについて話し合った。国連幹部の訪朝は、米国による軍事攻撃の地ならしとの見方もある。
元韓国国防省分析官で拓大研究員の高永テツ氏が言う。
「1991年の湾岸戦争の際、国連安保理はイラクに対し、クウェートからの撤退期限をつけて『対イラク武力行使容認決議』を採択しています。イラクが従わなかったために、多国籍軍が攻撃を開始するのですが、今回の北に対する安保理決議は経済制裁に関してのみ。この状況で米軍が北を攻撃すれば、不意打ちになり、国際法上も問題です。そこで、わざわざ国連の幹部を訪朝させ、弁明の機会を与えたのではないか。中国、ロシアに続いて、国連も武力行使回避の努力は尽くした、北朝鮮は国連の説得にも応じなかった、となれば米軍の攻撃もやむを得ないとなります」
国連から直接、説得されても、ミサイル発射や核実験を強行したら、米国は遠慮なく攻撃する可能性があるということだ。
■中国紙では「核爆発」対処法を掲載
それでなくても、米国の開戦ムードは高まっている。トランプ側近のグラム上院議員は米CNNテレビで「状況が変わらなければ、我々は戦争に突き進むことになる。北朝鮮を破壊する準備はできている」と語っている。米高官が自らの韓国の個人資産を引き揚げ、在韓米軍の家族の避難訓練も行われている。
中国も開戦の危機を感じているのか、北と国境を接する中国・吉林省の「吉林日報」は6日付で、核爆発が起きた際に身を守るための対処法を掲載している。さながら開戦前夜である。
「8日まで行われる史上最大の米韓合同軍事演習に反発を強める北が、何らかの軍事的挑発をする可能性が高い。正恩の父・金正日の命日は12月17日です。北が核実験やミサイル発射の兆候を示せば、米軍は“予防”と称し、先制攻撃に踏み切る可能性があります。18日の未明は新月です。真っ暗なので空爆には最適な環境です。湾岸戦争でも米軍は新月に開戦しました」(高永テツ氏)
国連幹部の訪問に北はどう応じるのか。