総裁選前の失点を恐れ…閉会中審査から逃げ回る安倍首相

“やってる感”のアピールのみ(西日本豪雨の非常災害対策本部会合)(C)共同通信社
“やってる感”のアピールのみ(西日本豪雨の非常災害対策本部会合)(C)共同通信社
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「空振りを恐れず、早めに避難措置を取るなど、できる限りの対策を講じてもらいたい」――。23日午前、ダブル台風(19号・20号)が列島に差し迫っていたころ、安倍首相が関係機関にハッパをかけた。西日本豪雨被災地の2次災害を防止するための訴えだが、一体どの口が言うのか。

 被災地復旧に向けた補正予算編成のための臨時国会をいまだ召集せず、「空振り」どころか、打席にすら立とうとしない。3選を目指す自民党総裁選を前に、安倍首相も参加した「赤坂自民亭」への追及を恐れるあまり、補正は棚上げ。ダブル台風への警戒指示は“やっている感”演出のパフォーマンスに過ぎない。

 安倍首相の失点回避は障害者雇用の水増し問題でも顕著だ。野党の閉会中審査開催の要請を、自民は突っぱねている。

「10を超える省庁で水増しがあり、所管の厚生労働委員会の審議だけでは収まらない。予算委開催まで求められると、審議の場に安倍首相が引きずり出される。総裁選直前に首相を国会で批判にさらすわけにはいかず、自民の国対は絶対、閉会中審査に応じようとしない」(野党国対関係者)

 28日には衆院厚労委の理事懇談会で、厚労省が各省庁の水増し問題の調査結果を報告する。与党はこれでケリをつける気だが、障害者雇用の水増しは40年以上に及ぶ行政の悪弊だ。それでも自民は安倍首相の失点回避のためなら、見過ごすのだ。

 一方で安倍は3選に尽力する“しもべ”に褒美を送る抜け目なさ。26日に鹿児島県内で県連会合に出席後、総裁選出馬を正式表明する予定だ。

「鹿児島での出馬宣言は、森山裕国対委員長の“お膝元”だから。森山さん所属の石原派は一時期、実質オーナーである山崎拓元副総裁主導で、石破元幹事長の推薦人に2、3人が名前を貸す構想があった。しかし、森山さんが『安倍支持でいくから貸さない』と固辞し、領袖の石原伸晃元幹事長が『安倍3選支持』を最終決断した経緯がある。国対委員長として、モリカケ問題でも政権を守ったこともあり、総理は森山さんに錦を飾らせたようです」(自民党石原派関係者)

 安倍の眼鏡にかなった森山は、総裁選後の人事で党3役を狙っているらしい。私利私欲にまみれた論功が、新たな安倍への忖度を生み出すのだろう。安倍の「逃げ恥」総裁選によって、ますます自民は単なる恥ずかしい集団となるばかりだ。

 

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