安倍自民は大誤算 首都圏は「最後の1議席」が大激戦に

安倍自民は大誤算 首都圏は「最後の1議席」が大激戦に

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東京選挙区の丸川珠代と神奈川の松沢成文(C)日刊ゲンダイ
東京選挙区の丸川珠代と神奈川の松沢成文(C)日刊ゲンダイ
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 7月21日の参院選投票日まで残り2日。東京、神奈川、千葉、埼玉の首都圏の選挙戦は、最終盤まで激戦となっている。とくに最後の1議席をめぐってデッドヒートが繰り広げられている。安倍自民党にとっては大誤算だ。

【東京】(改選数6)

 自民の丸川氏、公明の山口氏、共産氏の吉良の3人はほぼ当選確実。残り3議席を自民・武見氏、立憲・塩村氏、立憲・山岸氏、国民・水野氏、維新・音喜多氏の5人で争っている。

 自民党のジレンマは、丸川氏が自民票を大量に獲得する可能性が高まっていることだ。丸川氏に票が集まり過ぎると、武見氏は当選ラインを割ってしまう。6年前も、丸川氏は106万票を奪ってトップ当選、武見氏は61万票で最下位当選だった。

 残り3議席の行方が混沌としているのは、皆、決め手に欠けるからだ。「当初、立憲の塩村さんは当選確実だとみられていました。でも“上から目線”が嫌われているのか、街頭演説を重ねても支持が広がらない。維新の音喜多さんも、猛追していますが、“自転車で山手線一周”など、ミエミエのパフォーマンスが逆効果になっています」(都政関係者)

【神奈川】(改選数4)

 改選数4に現職4人が出馬。順当にいけば、そのまま4人が当選する選挙区だ。ところが、維新の松沢氏が大きく離され、共産の浅賀と熾烈な争いを繰り広げている。

 もともと神奈川県知事だった松沢氏は知名度バツグンだが、街頭に立っても人が集まらない。松沢ブランドは地に落ちている。やはり県知事だったのに、神奈川県民を見放して都知事に“栄転”しようとしたことが響いているようだ。

【千葉】(改選数3)

 自民現職の石井氏と立憲現職の長浜氏が抜け出し、トップ争いを繰り広げている。残り1つを、自民現職の豊田氏と共産新人の浅野氏が激しく争っている。豊田氏と浅野氏は横一線だ。共産の浅野氏は、国政選挙9回目の挑戦とあって一定の知名度があり、唯一の女性候補として注目を集めている。一方、自民の豊田氏は自民票が石井氏に集中し苦戦している。

【埼玉】(改選数4)

 定数の見直しで改選数が3から4に増えた。

 自民、公明の現職2人に立憲の熊谷は当選圏内。最後の1議席を国民の宍戸氏と共産の伊藤氏が争っている。

 安倍自民党にとって首都圏の選挙戦は誤算に違いない。埼玉を除き、当確と考えていた自民候補や補完勢力である維新候補が苦戦し、共産などの野党候補と最後の1議席を争っているからだ。大票田である首都圏で票が伸びないと、比例票も落ち込む可能性が高い。焦りの裏返しなのか、安倍首相は最終日の20日(土)、東京、千葉、埼玉に入る予定だ。

 政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「首都圏の有権者は、投票日の直前に投票先を決めるケースが多い。人によっては投票所でポスターを見て決めたり、当日朝、候補者の主張をスマホで検索して決めている。それだけに最後まで結果は分からない。6年前、東京選挙区から出馬した山本太郎が66万票を獲得して4位で当選すると予想した人も少なかったはずです。あっと驚く結果になってもおかしくありません」

 投票率がアップすれば、首都圏は大波乱が起きる可能性がある。

 

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