「生活の場、その生存を懸けた今、ここは生きたリベラル・アーツを学ぶ場だ」

「生活の場、その生存を懸けた今、ここは生きたリベラル・アーツを学ぶ場だ」

吉田寮と自治 存続させて

長野県佐久市 色平哲郎 (内科医・59)

先日、久しぶりに京都に戻りました。
学生時代の数年を過ごした京都大吉田寮に対し、
大学が寮生の退去通告をしたことを知ってがくぜんとし、
あきれ果ててしまった私ですが、
今回の再訪で、その後の経過が少し分かりました。

私は貧乏学生で、吉田寮でお世話になり、やっと卒業できました。
信州の山村での診療を十数年続け、
現在は総合病院に勤務しています。

一体、どうしたことでしょうか。
大学が本当に寮生たちに向かって
「君たちと合意形成をするつもはない」
「納得しても納得しなくても、取りあえず吉田寮から出て行け」
と言い放ち、京都地裁に提訴したのだとするなら、
これは本物の「京都大学」なのでしょうか。

「生活の場、その生存を懸けた今、ここは生きたリベラル・アーツを学ぶ場だ」
と、若者たちを勇気づけたいと感じました。

吉田寮とその自治を取り壊さないでほしいと思います。

【京都新聞 2019年10月27日】

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