ＴＢＳラジオ アシタノカレッジ（2021/7/9） 武田砂鉄＆内田良 部活動の社会学から教育の問題を語る、澤田大樹 インケツ五輪と緊急事態宣言菅総理記者会見を語る、大日本帝国崩壊寸前の菅政権、76年前に回避された本土決戦が令和に実現、このままだと一億全滅を語る
永岡です、ＴＢＳラジオの、咲夜のアシタノカレッジ、ニュースエトセトラ、フリーライターの武田砂鉄さんと、ＴＢＳラジオ記者の澤田大樹さんの報告がありました（https://www.youtube.com/watch?v=uV0dbci6tRU ）。なお、本日鹿児島など九州地方に大雨特別警報、ＮＨＫは臨時ニュースです。
昨日のゲストコーナーには名古屋大学の内田良さん、リモート出演、概略追跡します。体育会系の問題を描いた柔道事故の本は武田さん担当編集者であり、内田さんと武田さん10年の付き合い、30年で120名事故にて殺されたものを描いたもの。事故の調査は、内田さん、柔道事故の本から研究者の人生は変わり、事故はそれまで研究者として知っていて、特に中学1年、高校1年で8月に多く殺されて、そして武田さんとの出会いで体罰のことも取り組み、柔道に事故の多いのは知られていて、しかし具体的なとりまとめはなく、柔道で怪我して当然のような精神論を否定、証拠を元に問題点を具体化、それも武田さんの取り組みに触発されて、学者としてより、子供たちの人権に関心。
事故の被害者にお二人で取材、部活、組体操の問題より、よくしようというものを追及、内田さんは武田さんのコラボで、研究を武田さんが理解、データを得てリスクが見えるが、柔道、部活で救われた人もいる、殺された子供も運動は好き、部活否定のみではダメ、研究者として、リスクが高いなら減らすべき、ゼロか10０かではないのを被害者と接して理解した。部活動の社会学の本（https://www.kyobun.co.jp/public-relation/pr20210709/ ）を出されて、学校管理下の事故は、全体像が把握されず、しかし柔道が突出して事故が多く、死亡率が高く、柔道、部活について問題点を知ることになり、柔道事故→部活の研究、部活の研究はなされず、理由は本で書いたが、部活動は研究者に見捨てられて、部活は授業と異なりおまけ、裏メニュー、メインは授業、しかし裏メニューは好まれている。裏メニューで研究は少なかった。
学習指導要領でも部活は過程外、しかしやって当たり前になったのに授業のように正式な研究なし。部活の強い国だとどの選手が優勝と掲げるのはおかしい、ブラック部活で内田さん指摘、小学校でも垂れ幕、しかし裏メニュー、やってもやらなくてもいいものが過熱、子供が殺されて、教師の長時間労働もある。部活をやるのは、それが本末転倒、〇〇中高はどこが強く主役になり、制度が整わず、授業は年間のスケジュール、制度設計があり、土日もやるにはならず、限られた時間の中でやるのに部活は土日もやるなど、内田さんは教育制度のがんじがらめを否定するが安全安心、健康を守る土台作りがない。
調査をされて様々な問題点がわかり、子供のリスクと教員の長時間労働は表裏一体、教員にアンケート調査して、部活は過熱、そして国から減らせと言うのも子供のため、子供のためならとして大人の都合のいいものに使われて、ブラック校則も子供のためが免罪符。先生優位、見えてきたのは、部活は20年加熱、先生はやりたい、そして体罰もあり、もう勘弁しての先生も半分、違和感のある先生が声を上げられず、土日も部活、先生も子供も疲弊して、声を上げたら精神論で追いつめられる。部活は表メニュー、子供のため、そして教員は多忙で大変。そして実態は社会もようやく認めて、内田さんここ2,3年で発言しやすくなり、最初内田さんバッシングされて、どんなものでも2,3年かかり、部活の問題を語りやすくなった。
武田さん、柔道事故、組体操と精神論で語られるのを内田さんが膨大なデータで実態を暴いた意味は大きいと説かれて、物事は変わったというもの、内田さんは筋骨隆々ではないが社会を変えたと説かれて、内田さん、調査すると振り返りは困難、そして本を出し振り返り、部活の問題を語れるようになり、部活は問題だらけ、熱中症で24件死亡事故、灼熱の中で部活になると問題、内田さん、5人で執筆したが内田さんの注目は子供の事故、熱中症は高校で多く、柔道だと初心者が本格的な練習で事故、エビデンスが出て事故は激減、熱中症は7,8月に炎天下で死亡事故＝シーズンオフにすべき。が、そのさなかに五輪、全国大会はおかしい。
武田さん、熱中症事故は体育より部活が多いのに注目、体調が悪いのを言えないと説かれて、内田さん、部活は権威主義、顧問がパワハラを日常茶飯事でやり、強権的、子供たちはしんどいと言えず倒れて、組体操も痛いと子供は言えない、苦しいと子供が言える状況にすべき。
部活の外部化は大事、改革の目玉は、教員の長時間労働をなくす、教員はスポーツの素人、専門家の意見を入れるべきというものの、リスクはあり、外部化のための問題点を内田さん指摘されて、外部から指導者が来て解決するか、部活は過密スケジュール、先生も子供も負担。外部化は、具体化させないといけないが、人がいないというが、ならサイズを小さくして、やれる人だけでやるべき、時間も減らし、週３日の練習で全国大会の出来るようにすべき。毎日部活は問題、部活は精神論ではダメ、健康にいいものをやれるようにする、今はリスクが大きすぎて、みんなが楽しめるように、柔道事故の執筆時から主張しているものです、以上、内田さんのお話でした。
ニュースエトセトラ、澤田さんと1週間のニュースを考えるコーナー、一昨日菅総理の記者会見をセッションの企画でユーチューブ発信、その前に都議選特番をして成功して、武田さんは出番なし？武田さん、菅氏の記者会見は意味不明、副音声で何を言わなかったか解説は貴重だと説かれて、澤田さん、総理の会見には入れず、ラジオの中継で何をしゃべったかパソコンに、答えていないというツッコミをチキさんとともにされて、また解除の記者会見でもやるもの…で、菅氏のいうことはムチャクチャで頭に来ますがお読みください！
21日ぶり、4度目の緊急事態宣言は突然、東京はマンボウが11日まで、8/2２のお盆明けまで1カ月強、沖縄と東京に緊急事態、マンボウは解除もあり、首都圏と大阪は継続、大阪は一時毎日数十人死者、大阪もマンボウ延長を要求して、しかしなぜこの時期に緊急事態か、東京は感染拡大、いつ出すかに専門家は提言＋感染者900人、週平均700人、しかしある閣僚は火曜日に出すと発言だが、3度目の緊急事態解除の際に感染者は減らず。
今回の緊急事態は飲食店狙い撃ち、強化、お酒は全時間帯ダメ、補償は、協力金は前渡しではなく、終了後申請フォームが来て何か月もかかり、しかもその仕組みはこれからやり、今までやれていなかったことをやるのに準備なし。前渡しは検討するものの、お金は具体的に来ず、そしてお酒を出す店に供給するな、それには法的根拠なし、コロナ対策、政令、対処方針、お酒の卸に要請はなく対策強化のみで明言なし、類推すると法的根拠なし、訴えられるので御願いベース、相互監視。
総理の記者会見、高齢者のワクチン接種は7割と菅氏胸を張り、病床の使用率は低くても、早め解除はある。またワクチン接種、1回受けた人が4割だと感染は押さえられるが、ワクチンは足りない。そして菅氏、東洋の魔女と言った物の、パラリンピックには菅氏、思い入れなし。
質疑で、国民の疲弊は限界だと追及したら菅氏いらだち、尾身氏、この1,2カ月が大事と、この1年半何度も言われたもの＋五輪は予定通りなのにそれは追及されず、が、産経は来年中国が五輪で日本はどうすると、産経は中国をdisするのを期待して外れ。産経は前回も憲法改悪を期待して、ワクチン治験になり、菅氏と産経はケミストリー最悪、安倍氏ならストライク。
その他、日本テレビの記者、五輪で感染が増えたら責任取るのかと問うと、テレワーク、お酒中止で質問に答えず、武田さん質問に答えないのに怒り、新潟日報の記者が初めて質問、ワクチン不足に追及したら、先進国最速と、4000万回自治体にあると菅氏は嘘を言う始末。高齢者がいつ打ち終わるか、なのに、菅氏自治体に責任転嫁。そして7月に何回接種と言う始末、菅氏、1日120万回打つと言って、ところが、河野大臣の会見で、接種スピードの速いところは遅らせてくれ＝ファイザーのワクチンがなくなる！＝菅氏の発言は嘘。河野氏、120万回と言い直し支離滅裂。菅氏、100万回と120万回を混同して、自分でも問題をわかっていない。
ワクチンは早いところと遅いところがあると河野氏いうものの、支離滅裂。そしてニコニコより、ロッキンはなぜ中止か、給付金を問い、菅氏、五輪も同じ基準とデタラメ、それなら五輪中止、しかし9時以降五輪はお客入れないのに、ロッキンは8時まで、10万の給付金は具体化せず。
そして、西村氏が、お酒出すところに金融機関から圧力という発言に野党だけでなく、自民からも反発、しかし西村氏、働きかけ、酒販業者は自民の支持母体で、自民もエライことになっていると澤田さん締めくくられました。
ともかく、菅総理の記者会見は支離滅裂、書き起こしに苦労しました。繰り返しますが、私は神戸製鋼にいた際に、目の前で竹やりでもＢ29を落とせると行ったバカを見たものの、菅氏らは同じ、まさに、鎌田慧さんの指摘される本土決戦五輪、反対の声は開催されても上げるべきです、以上、武田さん、澤田さんの報告でした。
地球倫理：Global Ethics 