関西テレビニュースアンカー 須田慎一郎 円安とアベノミクスの弊害

 永岡です、関西テレビのニュースアンカーに、今日は経済ジャーナリストの須田慎一郎さんと、元週刊ジャンプ編集長の堀江信彦さんが出られて、須田慎一郎のニュースな裏話で、アベノミクスを考えるものがありました。
 アベノミクスにより、昨年の衆院解散より円安になり、トヨタは1円円安で350億円の利益になるのです。これだといいことだと思われますが、その反面円安で輸入する燃料が上がります。
 須田さん、イチゴ農家、灯油販売業などを取材され、円安で輸入する原油が上がるとコスト高になり、価格に返ってくるのです。堀江さんも、円安だと、出版業にはいいことは何もないと言われました。
 そして、須田さん、アベノミクスで円安にあっているものの、電気料金は今下がっているのは昨年11月までの円高での反映で(今の価格は1ドル79円で計算)、これから電気料金も上がるというのです。
 アベノミクスで、物価を上げても、企業は体力をつけるために内部留保にしてしまい、従業員の給与に反映されるまでに2年かかるのです。その間、物価は上がっても、給与は上がらないので、消費は伸びず、結局経済は上向かないと須田さん言われました。
 それで、須田さんは、中間層のため、期限限定での減税を提唱されています。一般労働者が円安、物価上昇でもデフレ状態に留まり、給与が上がらないと消費に結び付かず、景気は回復しない、そのため、労働者に景気回復を実感させるための減税が必要と言われました。
 堀江さんも、企業は75%が赤字決算で法人税を払えない、企業経営は大変だと言われました。
 なお、海外では、アベノミクスは、資産インフレ政策と見られているともアンカーで報じられました。なかなか興味深いお話であり、お知らせいたしました。

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