ラジオ大阪里見まさとのおおきに!サタデー 矢野宏 はだしのゲン回収問題を語る

 永岡です、ラジオ大阪の里見まさとのおおきに!サタデー、ジャーナリスト矢野宏に聞く、のコーナー、新聞うずみ火の矢野さんのお話、今日は泉佐野でのはだしのゲンの回収問題についてのお話でした。里見さん、今日はおまちかねのコーナーと言われて、このコーナーがどれだけ支持されているかを示しています。
この問題は3月20日に朝日がスクープして発覚し(朝刊一面)、矢野さんも新聞記者の経験があり、他の新聞の特ダネを後追いするのは恥ずかしいと言われましたが、しかしさすがにそれでも各紙は追った(毎日も夕刊1面トップ)のです。
はだしのゲンは、故・中沢啓治さんの、広島での国民学校2年生の、被曝体験、父、姉、弟を亡くしながらたくましく生きるものを描いたもので、敬遠したくなる表現もあるが、原爆の悲惨さを描いたものです。中沢さんの母の死で、火葬時に骨が残らず、それで広島のことを書き、1972年に少年ジャンプで出て、全世界にも発信(600万部以上)されています。
去年、松江で過激表現が問題となり封印したら、全国から批判され、封印は撤回されたのに、今回この教訓が生きなかったのです。去年11月、泉佐野の千代松市長が差別表現で教育長に撤去を指示し、それを各学校の校長に指示したら、校長はこの作品の封印に批判し、市の教育委員にも読んでもらうために貸して欲しいと教育委が言ったら、そのまま返さず、封印、これを矢野さんは犯罪といわれ、そして校長たちは、学校の運営権を持ち、特定の価値観により読めなくするのは児童への人権侵害として訴え、それを朝日がスクープし、大きな問題になり、それで漫画は返されたが、朝日のスクープがなければ封印されていたのです。
この問題、差別表現が多いとされ、72年当時は問題なかったものを(永岡注:差別用語が問題視され始めたのは74年であり、それ以前の作品には差別用語が残っている場合もあり、漫画によってはその後修正したのもあります)、今問題視されたものですが、しかし問題は、君が代批判、戦争責任への中沢さんの思いを市長が煙たいと思った模様で(市長はこれを否定)、子供たちの知る権利を侵害し、当時の歴史を学ぶのは子供たちにプラスで、中沢さんの奥様、子供たちに強く生きて欲しいというメッセージを見て欲しいと言われており、それを差別用語で否定するのを許すなら、権力者による検閲=言論弾圧を許すのです。
さらに、教育への政治の不正な介入で、敗戦時に、お国のために死ねという教育を反省し、教育長は権限があり、泉佐野だと7人の合議制で、それを市長の命令でやるのは許されない+市長は本を見た子供を特定して指導しろといい、これは憲法の思想信条の自由を侵す。
安倍政権、教育に介入し、教育委の問題、大津のいじめ自殺でも問題になり、教育委、対応できず責任の問題もあったが、これは政治が教育に介入することであり、自分の意のままの人を教育長にしたら、政治主導の教育であり、これはおかしい。大津の問題は、教育委の責任の問題であるのに、それが教育行政の仕組みの問題にされ、問題。
泉佐野、市長の権限の介入はおかしく、校長たちが声を上げなかったら、問題も発覚しなかったのかも知れないのです。
差別用語の問題は、それをきれいにしても解決せず、回収はおかしいのです。中沢さんの思い、原爆の悲惨さ、平和の大切さを説いたものを否定してはいけないのです。
以上、矢野さんのお話でした。

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out /  Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out /  Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out /  Change )

Connecting to %s

%d bloggers like this:
search previous next tag category expand menu location phone mail time cart zoom edit close