報道するラジオ2016/3/18上田さんの福島原発作業員5年目の取材報告

永岡です、第179回報道するラジオ、今週も毎日放送アナウンサー水野晶子さんの司会、ジャーナリスト・元毎日新聞論説委員の平野幸夫さんの案内で放送されました。

今日のニュース、千葉猛さんで、一昨年神戸・長田での女児殺害事件で、神戸地裁は死刑判決を下し、被告は即日控訴、一人で死刑の理由は、残忍で生命軽視だからといい、平野さん、死刑の基準は1983年の永山基準、9項目あり、残忍性、被害者の人数、犯行後の悔悛、遺族感情があり、残虐性で、裁判員裁判であり、一般市民は残虐性に重きを置いてのもので、被害者人数をそれが越えて、しかし裁判員の議論は外からは分からず、透明性が求められて、裁判員が非難されないようにというものの、仮名でも知りたい、死刑には慎重であるべきと言われました。

永山基準で一人の被害者では死刑は少なく、千葉さん、裁判員制度で一人殺して死刑は4件目、このうち2件は高裁で無期になり、処罰の公平性は裁判の原則で、法の安定性も問われるものと言われました。世界の先進国では、G8で死刑があるのは日本とアメリカだけと平野さん言われました。

 

今週のテーマも福島原発事故5年、MBSアナウンサーの上田崇順さんが、定期的に福島の作業員たちを取材されており、今回は5年目の、福島の報告です。上田さんは報道するラジオの第1回放送以来、7回目(昨年は2回に分けての放送)の福島作業員の取材報告です。

上田さんの報告、原発作業員の語る5年、上田さんは3・11の原発事故以来ずっと福島に通い作業員を取材されて、そして5年の今、1年前との比較など、これまで秋に行くこともあったが、今回は1年ぶりで、どうなっているのか、5年になる作業員、まず、福島原発の現状はどうなっているのか、それを聞くと、見た感じはきれいになったと話す人が大半で、少しずつ整理されて、仮設の建物→鉄筋のものを建てて、工場のようにあり、ローソンが出来て、盛りあがり、便利にはなっているというのです。

テレビの映像でも、福島はきれいになったとされるが、作業員の所感も同じ、瓦礫が片付けられて、長期使用に耐える建物になり、3月に5年経って休憩所の2階にコンビニも出来て、去年の取材後、作業員の食堂も出来て、労働環境は変わっている。

そして、今の原発4基の模様、事故は津波と地震でやられて、ブラックアウト、1号機は津波から1時間でメルトダウン、水素爆発、2号機は燃料棒が露出、3号機は14日、4号機は15日に水素爆発、1,3,4号機は建屋が破壊されて、2号機の建屋は残っています。

原子炉の状況を取材すると、こういう厳しい話は口が重く、緘口令があるのです。上から喋るなであり、収録作業のできないことはあり、生の声は出せないが、今は1~3号機で作業、1号機はカバーを核燃料の取り出しで外し、3号機も核燃料取り出しの支度、しかし2号機は建屋が残っているのに一番厄介で、放射線は建屋に残り、中の放射線量が高く、使用済み核燃料取り出しのための建屋解体すら大変であり、解体したら放射能が飛び出し、クレーンでの解体も困難、近くに寄って出来ず、建屋の回りをかさ上げして(地面を上げて)重機を入れようとしてもそれで放射能が出る、汚染水がどこに流れるか分からずその対策も要り、周辺作業が大変、燃料取り出しの、その手前を何回もしており、作業は直前にならないと何をするか分からず、なかなか先々の話が出来ない。

建屋の中は数分で死ぬほど線量は高く、ロボットでやろうとしても、中は片付かず回収がロボットも困難で、中の様子が分からず手が打てない。

作業で多いのは、汚染水タンクの増設であり、5年経ってもタンクは増えて、作業員の多くはこれにかかり、この関係が多く、敷地に駐車場を作っており、今はJヴィレッジを拠点としているが、ここではなく福島原発に直接来られるように、なものの、風、雪でストップして「5年前と本質的には変わっていない」というのです。

凍土壁は、地下水を氷の壁で止めるべきものだが、凍土壁に関わる作業員は今は多く減り、しかし完成しても稼働せず、規制委で凍土壁について議論があり、稼働の認可がでない、凍土壁を段階的に稼働し、明日をめどに動かすと言うものの、動いて有効になるのはいつになるか分からないのです。

この中で、作業をしている作業員の労働環境はどうか、現場の放射線量は確かに下がっており、それはカバーを建屋にして、移染したためであり、埃の舞わないようにており、以前の免振棟の時よりは下がり、フェイシング、放射線量の高いところを舗装して、瓦礫を片付けて敷地の放射線量は下がり、3つの区域に敷地は分かれて、グリーンゾーンが広いところ、モニタリングポストの資料では1~20マイクロシーベルト/時間、大阪の自然放射線量は0.07なので、10~200倍(泣)、10マイクロは単純計算で1日5時間、月に20日働くと12ミリシーベルト/年になり、放射線は瞬間で測るので、計算通り被曝はしないものの、基準が20ミリなので、これは下回っても、一般人は年1ミリなので12倍になる。

イエローゾーン、レッドゾーンとあり、イエローは汚染水付近、レッドは建屋とその周りであり、グリーンは今防護服は要らず!一般の作業服でやり、防護服は放射能の埃を防ぐもので、放射線の侵入は防げず、埃が減ったので防護服は要らないと東電は言うものの、ではこれを作業員の方々は納得しているか、危険なところへ行かないだけであり、漏れるなどあったらダメ、放射性物質はあるので、平野さん、現場で法令は守られているかと指摘されて、線量が下がっても、放射性物質は残っていて作業員は不安で、汚染水の漏れはいつあるか分からず、台風や地震などあり、全ての放射線量を管理できているか、不安は作業員にあるのです。

そして、作業員の賃金について、今の声があり、線量が下がると危険手当は減り、線量で危険手当が3つに分けられているといい、線量が下がり、タイベックス不要なら危険手当をカットされて、構内でも2万円くらいであり、前は3万、どんどんこれから一般の作業みたいになり、マスクもなく、一般の工事と同じ賃金しかくれないのです。リスナーより、線量が減っても作業員は大丈夫かとあり、上田さん今は紙のマスクでフィルターもないと言うことで、線量低下→危険手当削減!

建屋内はレッドで線量も高く、そこすら賃金を下げられて、作業員は多重請負でそのたびにピンハネされて作業員には少ししか来ず、これについて、作業員は賃金は下がったと証言して、7次、8次で3000円が3次で3千円、1日1万、月20万しかなく、今は全部引かれて30万、これでも恵まれている!のです。

この多重下請け、平野さん、一時は20次までありピンハネされて、上部ほど抜かれて、さらに平野さん、名義のみ貸して、資格なしの人が働いていると毎日新聞が報じ、不公平&危険手当不足、1万円以下は信じられないと言われました。水野さん、1日1万下がったと言うのに驚かれて、上田さん、原発作業員の収入は、恵まれても年収400万というのを報告されました。

東電が線量は下がったとして賃金を下げたのが、建設の派遣は禁止され、工事代金とて見積もりしてやっており、派遣で行くより分は悪く、交通費込みの話で、常用で交通費、通勤手当も出ず、元請けに預けると派遣法に抵触すると業者が摘発されるものであり、請負は企業間の契約であり、仕事が完成して報酬がもらえて、派遣は仕事を受けて一人いくらと受け取るものであり、建設作業では派遣は禁止され、指揮命令系統は複雑であり、様々な人が働くと支障があり、労災時に雇用責任があいまいなので派遣は建設では禁止されて、それで、請負でも下げられてしまい、つまりちゃんと支払われず、どのように下げられるか、この1年で、入れる会社を入れ替えて、契約を変える際に下げられて、安い業者、仕事の欲しい会社を選び下げている、東電はゼネコンと体質は変わらず、中小企業は相手にされず、ダンピングされると業者は証言して、うちは安くするとしたら下げられて、平野さん、安くて能力が後発の会社にあるのかと指摘されて、上田さん、地方に戻る作業員は増えて、それでもしかし働く人たちが全国から集められて、結果熟練の人が減り、経験のない人が増えて、福島で経験しろと声をかけることもあるというのです。

そして、1日7000人働く中には技術の未熟な人が多く、熟練の方は、そんなことで作業できるのかと問い、玉数のみ、どうするのかと言うもので、大変な作業をどうするのか、安い賃金でやるのかと憤慨されて、ショベルカーの練習を福島の現場でやっており、リスナーより、原発作業員が素人かと質問があり、その通りで、で、未熟では仕事にならないのに、いろいろな人が入れ代わり立ち代わり、早いと2,3か月で入れ替わり、熟練の方に負担が増えても賃金は変わらず、上は頭数を揃えたら収入があるのです。

どころか、4月になると30%削減と1次請けに通告されて、賃金を下げるのか、人数を減らすのか、現場は大変で、大丈夫と言われながら仕事はきついとあり、リスナーより、鉄鋼の工事では1日25000円は払っており、原発の作業員の賃金(1万)は安くておかしいと指摘があり、平野さんは健康の問題、42000人のうち、半分近くの2万人が労災の白血病の認定を危惧されて、申請するかはどうか、東電に丸投げであり、今の賃金30%カットは、東電は否定しているのです。

そして、作業員の取材の続き、次は作業員の住まいで、当初はいわき市の旅館に暮らして宿泊費は当初東電が出していたのに、それをカットされて、会社が作業員の宿舎を作りそれを作業員に貸して、いわき市は原発から50km、今は23kmの広野町、さらに楢葉町まで近づき、15kmの楢葉町の方の証言、ここは少し離れたら宿舎があり、楢葉が解除になってからさらに宿舎は増えて、もう出来るものであり、大きい宿舎が出来るもので、楢葉町は避難勧告が解除されて、ここに住民は戻っているか、楢葉でも帰ってきているところで、今家を建てて、家を直す、帰ってきているのは年配、若くても50代、40代以下はほとんどいない、仕事は、70代は年金と言うのです。

避難指示解除で、楢葉町には6%、440人が戻り、しかし若い人は帰らず、放射線量は住民には気にならず、周りからも低い方だと言われて、0.18マイクロシーベルト/時間、水のあるところ、井戸は0.3くらい、ここは移染して、移染後の線量しか分からず、それでも大阪より高く、一般は年間1ミリで、0.23マイクロ/時間で、ギリギリになり、これをどう見るのか、なのであり、住民が帰るかは、福島事故の収束に関わり、作業員が事故の収束をどう見ているか、少し進んだか、帰りたいと言う人間が増えない、楢葉町でも1割返っておらず、脇道バリケードのところで子供を育てたい人はいない、バイクで通行できず、車でないと危険で、それで帰っていいのかというものであり、二輪車は線量が高く通行禁止、収束してから、帰っていい、ではないというのです。

国道6号線は、車に乗って通り過ぎられるが、生身での通過はアウト、移染できていないので脇道にも行けず、これで帰れと言われても難しいと上田さん言われて、しかし、住民が帰れるようにと作業員は働いており、だから、今の帰還は拙速と作業員は言い、平野さん、楢葉町に戻ったのは6%、移染は住民の望み通りではなく、線量で帰れないと言われました。

リスナーより、低賃金、きつい仕事にびっくりしたとあり、厳しくなったら作業員は減るとありました、以上、上田さんの報告でした。

 

今週の報道するラジオ、原発作業員の語る5年、平野さん、5年経っても深刻さは減らず、来年3月に避難地域の解除は拙速で、賠償金を減らすためと言われて、被災地の声を安倍政権は聞けと締めくくられました。被災地に寄り添うとは、何かなのです。

上田さんの報告を聞いて書き起こすたびに、日本は第2の太平洋戦争、真珠湾攻撃をしてしまい、破滅に向かっていると思い、福島の作業員の方々は、21世紀の神風特攻隊員ではないかと思いました、この内容、例により私に無断でいくらでも拡散してください、福島の絶望を放置したら、日本は破滅です!

 

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