毎日放送VOICE(2017/7/11) 祇園祭のルーツは地震、厄を収める祭りの意味

永岡です、毎日放送のニュース「VOICE」の特集、今京都で行われている、1200年の歴史を持つ京都の祇園祭、山鉾巡行に世界から観光客も来て、しかし、祇園祭の開始された理由は、今までの疫病対策ではなかったのです。1200年前の平安時代に、疫病(インフルエンザ)がはやり、八坂神社→神泉苑に神輿を出して、日本の国の数66を並べて、その行列が今の祇園祭になり、貞観時代の厄払いと言われて、869年に開始、ところが、東京大学名誉教授の保立道久さんは、この年の5月に東北地方で貞観地震が起こり、さらに日本全国で大地震が頻発して、862年には京都で有感地震が19回、インフルエンザのために祇園祭と言われていたものの、当時は大地震を収めるために、牛頭(ごず)天王を、姫路の広峰神社から八坂神社に移したものであり、地震の神様、姫路の市街地から4km離れた広峰神社に、インドの神様、スサノオノミコトと同一視されて、天災や疫病を収めるものとして注目されて、広峰神社の宮司さんも、京都の疫病、地震を収めるために姫路→京都に行ったと証言されています。

貞観時代(860年代)は京都の群発地震、姫路でマグニチュード7の地震、そして貞観地震で社会不安が広まり、これを収めるために、牛頭天王を朝廷が移したものであり、八坂神社でも、東日本大震災の際に、神社の歴史書を読み返して、貞観時代に疫病だけでなく、厄には病気だけでなく、地震も入り、それを鎮めるための祇園御霊会をして、さらに、保立さん、八坂神社のある場所は、京都の活断層の位置にあり、花折断層と桃山断層に挟まれて、広峰神社は山崎断層のところにあり、昔の方は活断層を認識したわけではないが、しかし地震の震源=神様と見て、京都が揺れる、山の東(断層)が動くもので、それを収めるために、この祭りをしたというものであり、司会の西靖さん、これは知らなかったと言われて、歴史家の磯田道史さん、保立さんの見方は普及して、牛頭天王とスサノオノミコト、地を収める王であり、これを治めて、霊を慰めて、日本に地震が来ないようにというものであり、西さん、859年に始まる貞観時代は、862年に京都の群発地震、863年に越中後で地震、864年に富士山噴火、867年に阿蘇山噴火、868年に播磨(姫路)で地震、そして869年に貞観地震という凄まじい地震、噴火のラッシュであり、厄には疫病と地震が含まれると八坂神社の方も言われて、磯田さん、阿蘇山や富士山が噴火したら見えるものであり、ふもとの神社から悪いことが起こると知らされて、そして貞観地震で、祇園祭で治めることになったと言われて、西さん、祇園祭にはそういう意味のあることを強調されました、以上、VOICEの内容でした。

 

 

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