全国のニュース : 政治2017/10/24 ANN
24日、野党第1党の立憲民主党は両院議員総会を、民進党は参院議員総会をそれぞれ
開きました。
衆院選後、初めての定例閣議。安倍総理大臣が名付けた「仕事人内閣」の本格始動で
す。圧勝した選挙戦を振り返り、閣僚らは。
野田総務大臣:「自民党が『すごくいいよ』というエールより、むしろ野党の分断に
よって勝たせて、自公の安定を取って頂いたというのもあるのかなと私は感じました」
鈴木五輪担当大臣:「野党側の色々な混乱にも助けられて、与党としてこれだけの議
席を得たのかなと」
野党分裂あっての自民圧勝。その野党は再び結集することになるのでしょうか。民進
党は24日午後4時、参議院総会を開催。このまま党にとどまるのか、それとも立憲民主
党や希望の党に流れるのか注目されるなか、冒頭で小川参院会長が前原代表と話をした
ことを明らかにしたうえで、「希望との合流を議論する必要はもうなくなった」と民進
党を存続させる考えを示しました。これに対し、参加者からは不満の声が噴出。
民進党・桜井充参院議員:「まずは両院議員総会を開催して、全議員の意見を聞くべ
きです。全議員の意見を聞いたうえで、多数決でまず方向性を決める。方向性を決めた
うえで、我々がこれから希望の党とどうしていくのか、立憲民主党とどうしていくのか
を、まず党としてどうするのかを決めて頂かないと何ともならないと思うんですよ。何
となく皆で集まって『ああでもない、こうでもない』と言っていると、結果的にはまた
バラバラ感が出るだけであって、やはりルールに従って、ちゃんとやってほしい。そう
いうお願いをして参りました」
また、道筋をつけてから代表を辞めると話していた前原氏については。
民進党・桜井充参院議員:「代表一任でお願いしてああいう形になった。あれ、絶対
的に失敗だと思ってますので。今後、代表一任はあり得ないと思っています」「(Q.両
院総会で代表の処遇・辞任を求める?)いやだって、もう本人が辞めると言っているも
のをそれ以上、押す必要はないと思います」
新代表を特別国会までに両院議員総会で選出する構想も浮上しています。一方、民進
党出身のベテラン議員4人は23日、今後の対応を協議。25日、約20人の民進党系無所属
組は衆議院に新しい会派の結成届を提出する予定です。
無所属で出馬・当選、岡田克也氏:「各党、お互い協力しながらなるべく一つになっ
て行動して近い将来、もう一回、1対1の(与野党)対決に持ち込めるような状況を作っ
ていかなければいけないと思います」
一方、民進党分裂のきっかけを作ったともいえる希望の党。
希望の党・小池代表:「これからの国政の組織というか、党として固めていくなかで
、そのまま代表を退くのはかえって無責任だと思います。その辺りも前原さんとしっか
り連携しながら、前原さんも責任を果たしてと言っていますが、同じ気持ちです。国政
で勝ち上がった方は旧民進党の方が圧倒的に多いので、そこは皆さんのこれまでの色々
なつながりなどを考慮して、そして皆さんが一番やりやすい形を求める流れにしたいと
思います」
そして、野党第1党を勝ち取った立憲民主党。24日午後に両院議員懇談会を開き、枝
野代表は冒頭のあいさつでこう述べました。
立憲民主党・枝野代表:「野党再編とか、どこのグループとくっつくのか。こんなこ
とばかり開票日以来、聞かれ続けていて、若干、聞かれるといらだちを覚えるが、いら
ついてはいけないと肝に銘じながら対応しているが、考え方が共通している議員が我々
の外側にいるのも分かっているが、永田町の内側の数合わせ、権力ゲームに我々もコミ
ットしていると誤解されたら、今回、頂いた期待はあっという間にどっかにいってしま
う。私たちはそういう権力ゲームとは距離を置いて国民の目線で、国民の皆さんの期待
に応えていける。そのための歩みを進めるにはどうしたらいいのか。この軸はしっかり
守りながら進めたい」
性急な数合わせの再編には慎重な考えを示しました。福山幹事長も他党の動きには関
与しないと強調。
立憲民主党・福山幹事長:「(Q.参院民進党や民進出身の無所属当選者との連携は?
)民進党の参議院との動き等については一般的に他党のことですから、こちらとしては
それに対し、何らかの発言をすることはないし、関与することもありませんと私からも
各議員には報告しました」
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